恋愛依存症の症状って?なりやすい人の特徴や原因、克服方法について

付き合っている相手に対して、または付き合うという行為そのものに対して執着し依存する恋愛依存症。ただの恋愛体質とは違うこの依存症に陥ってしまう人が最近増えているようです。原因や傾向、そして克服方法についてご紹介します。

恋愛依存症とは

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まずは恋愛依存症とはどのようなものなのかを考えてみましょう。

そもそも恋愛依存症とは

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大切な相手と一緒にいて幸せなはずなのに常に不安がつきまとっていたり、相手の行動や考えをすべて自分が管理したいと思うようになってしまったり。最初のラブラブな時期にはお互いのこと以外は目に入らないためどちらかが依存していても気付きにくいですが、深みにはまってしまうとせっかくのお付き合いが泥沼化してしまうことも。

こんな傾向がある人は要注意

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自分に自信がない、いつも否定的になってしまう、誰かに頼られると無理なことでも全力で応えようとする、そんな人は恋愛依存症になりやすい傾向にあります。最初は相手の幸せが自分の幸せと考えていますが、だんだんそれが自分のためになっていくのです。相手に求められることで満足し、ほったらかしにされることを何よりも嫌うのが特徴です。

回避依存症とは

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恋愛依存症と対になる言葉として、回避依存症というものがあります。

回避依存症とは

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回避依存症は男性に多く見られ、深い人間関係を回避する癖がついている人を指します。好意を持っている相手がいてもそこから恋愛になってお互いのことを理解し合う必要があることを考えると億劫になり、モテないわけではないのにいつまでも恋愛に発展しないという人は少なくありません。面倒なことを嫌がって一人で過ごすことを好み、その結果人との付き合い方を忘れてますます恋愛が遠のいてしまうという悪循環が生まれてしまいます。

女性は恋愛依存症、男性は回避依存症に陥りやすい

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男女の傾向として、女性は恋愛依存症に、男性は回避依存症に陥りやすいとされています。これは家庭を守りたいという女性、より多くの遺伝子を残したい男性という生物としての本能にも関係しているようです。

近年は人間関係の構築が苦手な人が多いこともあり、恋愛においても相手との距離感をうまく計れないケースが増えているようです。

恋愛依存症の原因

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恋人との関係に固執してしまう恋愛依存症。相手が変わっても同じような付き合い方をしてしまう方にはいくつかの原因が考えられます。

恋愛依存症になりやすい人の特徴

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いつも相手に依存してしまう人の中には幼少期の家庭環境になんらかのコンプレックスを抱いていたり、影響を受けていたりすることが多いとされています。具体的には一人っ子で遊び相手がいなかった、両親が共働きで寂しい思いをしていた、あまり褒められなかった…などが挙げられます。幼いころに子供らしく甘えることができない環境だった人は特に恋愛依存症になりやすいようです。自分のことを一番に考えてくれる特別な存在である彼氏に、それまでできなかったことやしてもらえなかったことを全て求めてしまうのかもしれません。

恋愛依存症の原因

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恋愛依存症になりやすい人の原因のひとつとして、母親の影響があると言われています。厳しくしつけられた、父親に対する愚痴や悪口を聞かされることが多かった、「○○な男はダメ」「○○な人と付き合いなさい」と恋愛に関する干渉が多かった、といった例が挙げられます。母親との仲が悪いと依存しやすいというわけではなく、同性で距離が近いからこそ無意識のうちに大きな影響を受けてしまうようです。なかなか親離れ・子離れができない女性にも多い原因のひとつです。

恋愛依存症の症状

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「彼氏のことが大好きで夢中」と「恋愛に依存している」のは違います。深く依存してしまうとなかなか抜け出せなくなってしまいます。恋愛依存症になってしまうとどういうことになるかチェックしてみましょう。

相手中心の生活になってしまうのは恋愛依存症の定番症状

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大好きな人ができると仕事よりも友達よりも彼氏が優先、というのは珍しいことではありません。「愛は盲目」という言葉があるとおり、多かれ少なかれ恋愛中は誰でもそういう状態になるものです。でも全てにおいてお相手が優先で彼氏が中心となった生活を送ってしまうのは恋愛に依存している証拠です。

予定がない休日に友達からお誘いがあっても「彼氏から連絡がくるかもしれないから」と断ったり、付き合う男性によって服装やメイクが毎回ガラリと変わったり。自分を持っていない状態になってしまっています。

少しでも連絡ないと不安になる

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「おはようメールに返事がないけど寝坊したのかな、体調悪いのかな」「いつもお昼休みにメールをくれるのに今日はないけど何かあったのかな」「既読になってるのに返事がないなんて、何か隠し事をしてるの?」など、彼からの連絡が少し遅くなってしまうだけで不安になってしまうのは恋愛依存症。連絡を待って1日中スマホが手放せず、メールや電話がないと一人で勝手にネガティブな想像を膨らませてしまいます。ようやく連絡がきたときにはその気持ちを彼氏にぶつけてしまいうんざりされることも。

高価なプレゼントを贈ることが当たり前になっている

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相手の気持ちをとどめるための手段として高価なプレゼントを贈るのはあまりいいこととは言えません。彼が喜んでくれたとしてもお互いにそれが当たり前になると感覚が麻痺してしまい、プレゼントの本来の意義が損なわれてしまうためです。「今度はもっといいものを贈ったらもっと喜んでくれるはず」と自分のことを見て気持ちをつなぎとめるための手段になってしまっています。ホストクラブにはまってしまう女性もこの恋愛依存症と同じような心理になっています。

自己管理がおろそかになる

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仕事以外の時間やお金、そして気持ちも全てを相手に使うようになると恋愛依存症そのものです。彼氏が仕事や用事で忙しく一人の時間ができると何をしていいかわからなくなり、そもそも自分がどういう人間だったのかも忘れてしまうほど彼氏が脳内の全てを占めてしまっている状態です。

また彼氏が来ないときには部屋を散らかしっぱなし、彼氏が全てを受け入れてくれるからと美容が手抜き、デートを優先しすぎて不規則な生活…など大人の女性としての魅力を自ら手放してしまっていることもあります。

彼を失うことに対する恐怖の念が頭から離れない

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大好きな彼に嫌われてしまったらどうしよう、もし別れを切り出されたらどうしよう、そんな不安な気持ちは恋愛にはつきものですが、恋愛に依存している状態だと不安が膨らんで常に恐怖を感じてしまいます。そして一度悪い考えが浮かぶと頭から離れなくなってしまい、一人で落ち込んで感情的になってしまうのも特徴です。

相手の存在が大切なあまりにそれを失ってしまうことが怖くなり、自分の思っていることを彼に素直に伝えられなくなったり機嫌を損ねないことだけを考えて行動するようになってしまったり、楽しいはずの恋愛がいつまにか精神的な負担になってしまっているケースも少なくありません。

彼以外は何もいらないと本気で思うようになる

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彼氏と一緒に過ごす甘い時間ならば「二人きりでいられれば他に何もいらない」と彼のことで頭がいっぱいになるのは幸せなことです。ですが一人きりになっても仕事中でも他の事を何も考えられないほどに夢中になってしまうのは少し危険です。

こういう考えになった場合は相手にも同じように思ってもらうことを望んでしまうものです。「私はこんなにあなたのことを思っているのになんで同じように返してくれないの?」「私だけがいればいいでしょ?」と気持ちを押し付けてしまうのも恋愛依存症によくあるパターンです。

恋愛依存症になりやすい女性

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周りの女友達を見ていて、「この子はいつも彼氏に依存しているなぁ」「彼氏ができると人が変わったようになる」と感じる女性はいませんか?どんなタイプの男性と付き合っても恋愛依存症になってしまいやすい女性にはいくつかの特徴があります。

自分に自信がない、ネガティブ思考

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あまり自分のことが好きになれず、「どうせ私なんて」と悲観的になったり周りと比べて落ち込んだり。自分を過小評価する癖がついていて自信が持てない女性は恋愛依存症に陥りやすい傾向にあります。

恋人ができて彼氏から愛情を得ると、その喜びといつも持っているネガティブ思考から「この幸せは絶対に逃したくない」という気持ちで恋愛にのめりこんでしまいます。自分のことを大切に思ってくれる彼がこの世で一番大切だと思うようになり、自分自身よりも優先するようになってしまうのです。

感情表現が苦手で我慢してしまいがち

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女友達といてもあまり感情や気持ちを表現せず、職場で嫌なことがあったり意見したいことがあったりしても我慢してぐっと飲み込んでしまう優しすぎる女性も恋愛依存症になりやすいようです。デートで行く場所や食事のお店をいつも相手任せにして自分の意見を持とうとしないのも特徴。

気持ちを抱え込むことが当たり前になっていると彼氏に対しても相手の表情を窺う習慣がつき、二人で幸せに過ごすというよりも「どうすれば相手にずっと好きでいてもらえるか」「何をすれば長く付き合えるか」という基準で行動することも。

普段から人の意見に左右されることが多い

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何かを決めることが苦手、色々な意見を聞くと惑わされるなど優柔不断ではっきりとした考えを示すことができない女性は恋愛や彼氏にのめりこんでしまうことがあります。リードしてくれる男性がいつも一緒にいると「彼がそう言うのならそうに違いない」「彼についていくのが正しい」と思い込むようになり、自分の意見を持つことをさらに放棄するように。彼氏の言うことを聞くことがいい彼女だと考えているため、ニコニコしてなんでも相手に合わせてしまいます。いつのまにか都合のいい相手となってしまうことが多いのもこのタイプの女性です。

常に見捨てられる恐怖があるからいい子でいたいと思う

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「こんなことを言ったら嫌われてしまうかもしれない」「彼に捨てられたくない」といつも不安を感じ、その恐怖から相手に依存してしまう女性もいます。いい子でいたい、いい子にしていないと見捨てられてしまうかもしれない、そんなネガティブな思いが離れない恋愛は幸せとは言えないはずですが感覚が麻痺してしまっていて本人は気付いていません。

過去の恋愛で失敗した女性や、昔の彼氏に浮気などのトラウマを持っている女性に多いパターンです。

依存症からの克服方法

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もしかしたら恋愛依存症かも、そう思い当たった方におすすめの克服方法をご紹介します。よりよい恋愛のためにお互いに自立した関係を築くきっかけにもなるはずです。

自分で自分をきちんと愛する

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恋愛依存症の女性は相手のことを思うあまり、自分を大切にすることを疎かにしてしまいがちです。自分よりも大事に思える相手がいるのは素敵なことですが、だからといって自分を愛することができないのは悲しいですよね。彼氏にもっと愛されたいのならばまずは自分で自分のことを愛してあげることが重要です。

「私なんて」や「どうせ」「彼がいないとダメ」などの考えは封印して、自分自身を見つめて向き合ってみましょう。いつも優しく接してくれる家族や友人と会う時間を作るのもおすすめです。

スマートフォンとの付き合い方を見直す

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恋愛に依存する女性はスマートフォンやSNS、メールにも依存しやすいようです。彼氏からの連絡が途切れると不安、何度もスマートフォンをチェックしてしまう、そんな方は少なくありません。便利で楽しい使い方もたくさんあるスマートフォンですが、一度その習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

まず部屋にいるときはスマートフォンから離れる癖をつけましょう。歩きスマホはもちろん、外で立ち止まったらすぐスマホ、電車の中でもスマホという習慣も改めてみることをおすすめします。「スマホがない生活なんて考えられない!」と思っていても、離れてみるとその解放感を意外とすんなり受け入れられるかもしれません。また夜遅くまでスマートフォンを見ることによって引き起こされる目元のクマや疲れた顔にも効果が期待できそうです。

彼にあまり求めすぎない

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大好きな彼氏にもっと愛されたいと思うのは女性ならば誰でも同じですが、その愛し方や手段、言動まで自分の思い通りになってほしいと考えるのは欲張りです。求めすぎると相手にとっても自分にとってもストレスになります。時には喧嘩をしてしまうことや意見が食い違うことがあっても、あくまで他人なのだからしょうがないと割り切ることも大切です。彼のことが好きならば自分のエゴで縛り付けるようなことは避けましょう。完璧ではない二人だからこそうまくいくのです。

彼がいない時間でも没頭できる趣味を作る

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恋愛依存症の女性は時間の使い方があまり得意ではなく、特に一人でいる時間をもてあましてしまうことが多いようです。デートや友達との予定がない日に孤独を感じてしまうようならば一人で楽しめるような趣味を作ってみましょう。スポーツや料理、創作などなんでもOK。以前から興味があったことに挑戦したり、習い事を始めるのもいいでしょう。新たな趣味を通じてこれまで出会わなかったような仲間ができるかもしれません。

また趣味ができて楽しみが増えると自律神経を整えることにもつながります。目標にたどり着いたときの達成感は恋愛依存すらも忘れさせてくれるでしょう。

友達に相談してアドバイスをもらう

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恋愛に依存している女性の中には、自分が依存していることに自覚がない人も少なくありません。ですが彼への気持ちが大きくなりすぎて不安だったりいつも相手のことが頭から離れなかったりという方は一度友達に相談してみるのもいいでしょう。相談する友達はなるべく付き合いが長くよく理解してくれていて、正直な意見を言ってくれる人がおすすめ。女子会の場で複数に対して相談するのはその場の雰囲気やみんなのノリに流されてしまいがちなのでやめておいたほうがいいでしょう。

第三者目線の客観的な意見を素直に聞くことで、今の自分の恋愛の仕方がどういうものなのかを発見できるかもしれません。また今後の行動についても親身にアドバイスをもらえるはずです。反発せずに素直に聞き入れるようにしましょう。

自分の気持ちばかりを押し付けない

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相手のことを大好きだから、愛しているからといってなんでもしていいわけではありません。また気持ちをストレートに伝えることは大事ですが、方法や頻度によっては男性をうんざりさせてしまうこともあります。一方的に思いを押し付けるのではなく、お互いを思いあうのが恋愛です。

とはいえ、気持ちを抑えるべきというわけではありません。男性が重いと感じて負担になってしまわないよう、その伝え方を少し意識してみましょう。メールや電話は回数よりも内容を重視し、何度も相手の気持ちを確かめるような質問は避ける、「付き合っているんだから○○してよ」ではなく「○○してくれたらうれしい」と言葉を変える、など少しずつ変えてみましょう。

恋愛依存症に陥らないよう距離を保つのも重要

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元から恋愛体質でお互いの関係にこだわる人だけでなく、誰もが可能性を持っている恋愛依存症。楽しいことだけではないのが恋愛ですが、共にパートナーと乗り越えていくためにはそれぞれが自立していることも大切です。恋人だからといって全てを共有する必要はなく、相手に何かを押し付けることを愛情と勘違いしてしまうのもよくありません。

恋愛依存症に陥ってしまうと不安や心配、相手への執着などから常にストレスを抱えてしまうことにもなりかねません。なんでも恋愛中心に考えて振り回されるのではなく、時にはほどよい距離を保つことも重要であることを忘れないようにしましょう。

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