悪女とは!男・女目線の悪女の特徴や日本・中国の三大悪女をご紹介!

女性は「小悪魔」「悪女」などという言葉で表現されるときもありますが、小悪魔と悪女は似たようなものと思われがち。でも、そうではないのです。小悪魔なんて序の口、悪女はもっと最悪な生き物なのです。この記事では、悪女とはどういうものなのか、その見分け方をご紹介します。

悪女とは

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世の中にはいろいろな女性がいますが、その中でも悪女は出会いたくない人間の一種。関わることができるだけないように、悪女の生態について詳しく分析してご紹介します。

悪女ってどんな女性?

呼び方に「悪」という言葉がつくように、悪いことを平気でやる性悪女のことです。たとえば複数の男性と交際して男心をもてあそぶ、ほかの女の子を出しぬいて自分が主役になる……。そういう女性が主に「悪女」と呼ばれています。

悪女と小悪魔の違い

悪女と似たような言葉で「小悪魔」というものがありますが、これらはまったく違うものです。たとえば、小悪魔は心を惑わすことをしますが、悪女は人の心を弄ぶことをします。小悪魔は心を惑わすと言っても、相手を傷つけることはしません。でも悪女は心を弄ぶため、相手をひどく傷つけてしまいます。また、小悪魔は複数の男性と付き合うことはしません。男性を惑わす行為をしても、それは1人の男性にだけ。反対に、悪女は複数の男性を手玉にとります。これが大きな違いです。

女が思う悪女とは

男女によって悪女へのイメージも異なります。まずは女性の思う悪女をご紹介します。

裏表が激しい

悪女は相手によって態度を変えます。つまり、裏表が激しい人間です。もし学生だった場合、学校の先生の前ではきっと優等生で通っているでしょう。授業態度もよく、ハキハキと話す頑張り屋さん……。しかし、一方で嫌いな女子の前では違う態度を見せます。相手をいじめたり、大勢の前で恥をかかせたり……。もしクラスの誰かが「悪女さんがいじめをしている」と先生に告げ口をしても、先生は「あの子はそんなことするはずないよ」と信じてくれないでしょうね。それだけ相手の前で態度を変え、信頼を勝ち取っているのです。

男性の前で態度を変える

態度を変えるのは先生の前だけではありません。悪女は、男性の前で特に態度を変えます。女性には冷たく低い声で話していても、男性がいれば声色を変え少し高いトーンで「◯◯君、今日も素敵ね!」と声をかけるのです。また、しぐさも男性の前では変わります。男性が見ていないときは物を置くときに乱暴な置き方をしていても、男性の前では静かに丁寧に物を置きます。足を開いてイスに座るなんてこともしないでしょう。男性の前ではとにかく女性らしいしぐさを徹底しています。

自己中心的

悪女は自己中心的です。人の話を聞かないし、常に自分の話をします。もしも誰かが「連休に海外旅行してきたよ。それでね……」と話しだしても、「私も行ってきたわ! ヴェネチアの景色が素敵だった。そこでイタリア人男性にナンパされちゃって……」と、誰かの話を遮り自分の話にもっていきます。常に自分が中心でないとダメなのです。

男性を収入で選ぶ

悪女が男性を選ぶ基準が収入です。悪女はケチなので、自分でお金をだすなんてことはしたくありません。それにケチくさい貧乏デートも嫌。だから、年収の高いお金持ちの男性を選ぶのです。男の価値=お金という考え方ですね。

キャラを作っている

男性を弄ぶために、悪女はキャラ作りにもこだわります。妹キャラが好きな男性の前では妹キャラを演じます。そして天然キャラが好きな男性の前では天然キャラを演じます。それらはわりとバレバレですし、どちらも悪女の本性ではなく、「この男性を弄ぶにはこのキャラが一番!」とよくわかっているためのキャラ作りです。男性の前ではそのキャラになりきることにしています。

人を見下すような発言をする

人を見下すのも悪女の特徴です。「男ってすぐにお金だすのよね、本当、男ってバカよねー」と誰かを小馬鹿にする発言をしますし、「この間、お金持ちの◯◯くんからデートに誘われちゃって」と自慢話も盛大にします。この言葉の裏には「あなたたちはお金持ちの◯◯くんからデートに誘われるなんて経験、とてもできないでしょう? あなたたちはそんな魅力ないもんね?」という意味も含まれています。

男が思う悪女とは

女性が思う悪女に続き、次は男性が思う悪女をご紹介します。

ありがとうが言えない

感謝の言葉である「ありがとう」。「悪女はこの言葉を知らないのか?」と疑ってしまうほど、ありがとうと言いません。基本的に感謝しないタイプで、男性からみると「かわいくない」と思うでしょう。悪女はどれだけご馳走されても、それが「当たり前」なので、「ありがとう」なんて言葉はでてこないのです。

笑顔がない

悪女はターゲットの男性の前以外ではツンとすましていて、笑わないものです。男性としては笑顔のない女性より、笑顔が多くよく笑ってくれる女性のほうが好感を持てます。そのため、笑わない女性は魅力的にも見えず、ただ悪女なだけという印象に。また、せっかくデートプランを練ってきたのに、デート中女性が笑顔でいなかった場合「つまらなかったのかな」と落ち込んでしまいますよね。悪女はときに本性である笑顔のなさが表にでてきてしまうのです。

噂話が好き

「女性は噂話が好き」というのは一般的に知れ渡っていることだとは思いますが、悪女の噂話好きは度を越しています。口癖は「ねえ、知ってる?」だと言っても過言ではないでしょう。悪女は誰かの噂話をコソコソと裏で話し、そして周囲に広めるのが楽しみのひとつ。だから、男性としては自分の秘密をそう軽々と悪女に話せません。話したら最後、次の日には全員が共有している情報になってしまいます。また、噂話は尾ひれがついてくるもの。真実を捻じ曲げられた悪い噂を流されたら大変なことになるので、男性は噂話好きに対して警戒心が強いです。

何でも否定から入る

もしも男性が「◯◯は××だ」と言えば、悪女はすかさず「それは違う」と言い出します。悪女の話は何でも否定から。否定しないと気がすまないのでしょう。男性は自信を持って発言をしているのに、すぐに否定されるため面白くないと感じます。誰でも「自分の話を肯定されたい」という願望はありますが、男性は特にプライドが高い生き物。なんでも否定してくる悪女は自分のプライドを傷つける危険な人物です。

空気が読めない

「KY(空気が読めない)」という言葉も流行りましたが、悪女はまさにKYな人間。いらない発言は多くしますし、真剣な場で笑い出すことだってあります。お葬儀の場でみんなが悲しんでいるときに「あの遺影の写り悪すぎ~(笑)」「みんな泣きすぎ、うける~(笑)」など。男性は腹が立つのを通り越して呆れてしまうでしょうね。悪女はまるで子どもと同じか、それ以下の空気の読めなさかと思います。

同性と仲が悪い

人は異性の友達より同性の友達のほうが仲良くなる傾向がありますが、悪女は同性である女性に嫌われています。グループでむらがることが大好きな女性の仲に入られず、裏では悪口を言われたり、言ったり。女性はグループで行動することが多いので、もし単独行動が多ければ「嫌われ者なのかな」「性格が悪いのかな」と男性は疑念を抱きます。やがて疑念は確信に変わっていき、よっぽどの嫌われ者なんだと最終的に判断するでしょう。そうなれば、男性の中で悪女と認定されます。

日本三大悪女

日本には「三大悪女」と呼ばれる歴史上で有名な悪女が存在します。我が国日本にはどんな悪女がいるのでしょうか。ご紹介します。

日本3大悪女① 北条政子

北条政子は、今から800年ほど前にいた女性で、鎌倉幕府を開いた源頼朝の妻です。政子はもともと別の人の妻になる予定でしたが、頼朝に出会い恋に落ち、駆け落ち同然で頼朝の妻になりました。そんな状態での恋愛だったためか、頼朝に強い執着心を持っており、頼朝に愛人がいるとわかったときは嫉妬に狂い部下を使って愛人の家を破壊したという悪女っぷりの話が残っています。それから時が流れ頼朝が亡くなったのち、政子は出家をして尼になります。しかし、2歳の三寅(のちの藤原頼経、鎌倉幕府の第4代征夷大将軍)を後見して将軍の代行をすることになったため、尼でありながら将軍である「尼将軍」になりました。女性とは思えないくらい権勢欲があり、鎌倉幕府をひたすら支え続けた悪女です。

日本3大悪女② 日野富子

日野富子は、今から550年ほど前にいた女性で、室町幕府8代将軍足利義政の妻です。彼女はお金儲けが大好きで、色恋沙汰ではなくお金の面で「悪女」と言われています。彼女の時代に8代将軍足利義政の跡継ぎ争いや、その他複数の要因で応仁の乱が起きました。約10年続きましたが、この応仁の乱で彼女は巨万の富を得ています。彼女は困窮していた東西両軍に多額の金銭を貸し付けた他、米の投機も行いお金儲けに翻弄しました。現在の価値で60億円ほどの資産があったと言われています。最終的に遺産は約70億円に膨れ上がりました。お金が大好きなため、夫がお金に困っていたときでさえ一銭もお金をだしておらず、そのことでも悪女という印象がつきました。

日本3大悪女③ 淀殿

淀殿は、今から400年ほど前にいた女性で、豊臣秀吉の側室です。彼女は秀吉の側室になった翌年に鶴松を出産します。秀吉はこのことをたいそう喜んで、山城国淀城をプレゼントしたため、それまで茶々という名前だった淀殿は「淀の方」と呼ばれるようになりました。鶴松は残念なことに2年後には亡くなりますが、その後また子ども(のちの秀頼)を産みました。さて、この2人の子ども。実は秀吉の子どもではないという説があります。なぜなら、秀吉はたくさんの側室と性行為をしてきましたが、その中で妊娠した人は1人もいません。「秀吉は種なしだったのでは」と言われています。それなのに、淀殿は2人も秀吉の子どもを産んでいます。ちょっと怪しいですよね。また、第一子であった鶴松が亡くなったあと、秀吉の世継ぎがいないため甥の秀次が養嗣子となりました。しかし淀殿が第二子を出産したため、邪魔になった秀次は無理やり出家させられ、最後には切腹させられました。このことには淀殿の意思があったという説もあります。もしそうなら、とんだ悪女ですね。

中国三大悪女

日本だけでなく、世界中にももちろん悪女がいます。次は世界三大悪女をご紹介します。

中国3大悪女① 呂雉

呂雉は、紀元前200年前後、漢の時代の皇后です。彼女は自分の地位を強固にするため、邪魔者は次々と暗殺していきました。邪魔者の1人であった戚夫人に対しては特にひどいことをしており、戚夫人の両手両足を切り落としたり、目玉を繰り抜いたり……毒薬で耳や喉を潰したとされています。また、その後に戚夫人をトイレに落とし「人豚」と呼ばせました。当時のトイレは広い穴の上に作っており、穴の中には豚を飼育し排泄物の処理をさせていました。そのことから、戚夫人を「豚」にたとえて「人豚」と呼んだようです。かなり性格が悪く、悪女と呼ばれるのも納得ですね。

中国3大悪女② 西太后

西太后は今から100年ほど前の清の咸豊帝の妃です。彼女ほど権力と独占力への欲求が強い悪女はそういないと言われています。才色兼備の彼女は后妃選定面接試験に合格し後宮に入りましたが、その後帝の子ども(男子)を産んだことから皇后に次ぐ地位になりました。彼女は権力を維持するためにたくさんの人を殺しています。自身の権力を守ることに必死だったので、彼女は皇位継承問題では当時の風習を無視して自分の血縁に近い者を強引に即位させたとう話も残っています。そして、ライバルの関係にあった麗妃に嫉妬し、西太后は麗妃の手足を切断して生かしたまま瓶に入れ、その状態で飼っていたという話もあります。また、自分の息子が命令に従わないので暗殺したという話も。さらに、自分の死期を悟ったときには、気にくわなかった光緒帝を毒殺したとも言われています。彼女の暗殺エピソードは多数存在するほど、数多くの人を死に至らしめていました。

中国3大悪女③ 武則天

武則天は中国で唯一の女帝。唐の高宗の皇后となった後、武周朝を築いた人です。武則天はまず太宗の後宮に入り、太宗からとても気に入られていましたが、武則天が聡明だったため「唐朝に災禍をもたらす」可能性があるとして太宗は武則天から離れてしまいました。その後、太宗の子どもの李治(後の高宗)は武則天に恋をしてしまい、周囲は反対していたものの武則天を皇后にします。そうなると、武則天にとって前皇后は邪魔な存在となりました。武則天は前皇后などを百叩きの刑に処し、四肢を切断した後、「骨まで酔わせてやる」と言って酒壷に投げ込ませたとされています。前皇后などは数日間生きていましたが、やがて絶命しました。このエピソードから、彼女の悪女っぷりはよくわかると思います。

悪女の見分け方

悪女がどれだけヒドイ人間なのかはよくわかったと思います。さて、被害に遭わないためにも、悪女を見分ける方法はどのようなものがあるのかご紹介します。

言葉遣い

悪女は言葉遣いに特徴があります。それは、相手を馬鹿にするような発言が多いというもの。気持ちは言葉に出ると言われていますが、まさにその通り。悪女は心の中で他人を馬鹿にしているので、ついついそういう発言が増えてしまうのです。悪女は他人よりも自分のほうが偉いと思いがち。こういった人は悪女と判断して間違いないと思います。

人が見ていない時の行動

悪女は相手によって態度を変えることはすでに書きましたが、もし自分に対して親切にしてくれる女性がいたとしたら、その人が悪女かどうか見分けるのは難しいかもしれません。そんなときは、自分ではなく他人への行動・言動を見るのがおすすめ。自分には優しくても、他人には失礼な態度をとっていたり、偉そうな口を聞いていたりするかもしれません。もしそうなら、それは悪女です。自分に良い顔をしていたとしても、気をつけておきましょう。

目つき

目つきも悪女を見分ける方法の一つです。たとえば、他のモテる女性や注目されている女性を見るときに鋭い目つきだったとき。それはライバル心がでている証拠で、相手の女性を憎らしく睨みつけているのです。また、そういった女性に対して悪女の目が笑わないこともよくある話。どれだけ面白い話をして顔が笑顔になっていたとしても、目だけは笑っていません。悪女かどうか判断するときは、ぜひ女性の目つきをチェックしてくださいね。ただし、注意したいのは目つきが悪い=悪女とは絶対に言い切れないこと。悪女ではなくても目つきが悪い人はいるので、この点は意識しておいてくださいね。

やけに愛想が良い

愛想が良い人っていいですよね。でも、やたら愛想が良いなら男女ともに要注意です。悪女は何かを企んでいるとき、こちらが疑うほどの優しさをみせてきます。マザー・テレサのように心が優しく素晴らしい女性ももちろんいるでしょうけれど、まずは悪女かどうか考えてみることが先です。異常なほど愛想が良いなら下心ありで優しくしている可能性がおおいにあるので、「愛想が良くて素晴らしい人だ」と盲信しないようにしてくださいね。愛想が良い人でも、あまり信用しないようにしましょう。

悪女と関わっても良いことなし!

男性にとっても女性にとっても、悪女と関わって良いことは一つもありません。悪女からお金を巻き上げられたり弄ばれたり、ヒドイ噂を流されて他の人との人間関係に支障をきたしたり……。さまざまな厄介事を引き起こされてしまいます。相手が悪女とわかれば、早々に縁を切りましょう。同僚や先輩などどうしても縁を切れない場合は、せめて近づかないようにしてくださいね!

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