恋人を作りたいときや、会話を楽しみたいときには合コンが最適です。しかし、実際に行うとなると意外とセッティングが大変であることに気づかされます。そこで、合コンを成功させるためのセッティングのコツを詳しく紹介します。
合コンを成功させるためには事前準備が重要!
せっかく合コンを開くのであれば、参加して良かったと思えるような楽しい合コンにしたいところです。そんな合コンにおいてよくある誤解が、楽しくなるかどうかは当日の運に左右される、という考えです。確かに、参加者の組み合わせやどのような内容の話がされるかなど、当日になってからでないとわからない要素もあります。しかし、楽しい合コンというのは戦略的に作り出すことが可能です。これは、学校のテストによく似ています。対策もせずにテストに挑めば、あまり良い点数は取れませんが、しっかりと準備をしておけばある程度の点数は取ることができます。同じように、合コンにおいても準備をしておけば、100点満点ではないにしろ、ある程度の成功を期待することができます。
まずは「楽しい合コンは作れる」という考え方を持つようにしましょう。つまり、成功の秘訣は当日ではなく事前準備にある、ということです。それでは、合コンの事前準備においてどのような点に気をつければ良いのでしょうか。特に重要なことは、お店選びと日程調整の2つです。合コンは基本的にお店の中で行いますが、お店が良くないのであれば合コンのテンションも下がってしまいます。そのため、お店選びには特に力を入れるようにしましょう。また、合コンはひとりで行うものではなく、複数人で行うものです。参加者を集めることができなければ、そもそも合コンが成り立ちません。そのためにも、参加者をできる限り集めるために日程調整にも力を入れる必要があります。次からの段落では、この2つについて詳細に注意点を解説していきます。
これで失敗しない!お店選びの注意点
合コンを成功させるためにはお店選びが非常に大切です。お店選びをする際に、多くの人はセンスの良いお店を選ぼうとする傾向があるのですが、コツはマイナス点の少ないお店を選ぶことです。なぜなら、「良いお店」という考え方は人によって多種多様であるのに対し、「悪いお店」はある程度共通した考え方があるからです。そのためにも、悪い点が少ないお店を選ぶようにしましょう。その際に注目したいポイントは9点あります。
駅から近いお店
合コンはお店で始まるのではなく、自宅を出発するところから始まります。もし合コンが行われるお店が自宅から遠い場所にあるとどんな気持ちになるでしょうか?合コンが始まる前から疲れてしまい、テンションが下がってしまう可能性は否定できません。さすがに自宅のある場所は人それぞれなのでどうすることもできませんが、少なくとも駅は選ぶことができます。駅から近い場所にお店があるだけでも気持ちとしては気楽になれるので、駅から近いお店を選ぶようにしましょう。
トイレが男女別
多くの場合、合コンではお酒を出すことになります。そのため、トイレを使う機会が必然的に多くなります。もしそのトイレが男女共用であれば、女性としてはあまり良い思いはしません。自分がトイレに入ろうとしたときに、そのトイレから男性が出てくることに嫌悪感を抱く女性は多くいます。反対に、自分がトイレから出た後すぐに男性が同じトイレに入ることについても同様です。トイレは意外と見落としがちな点ですが、男女共用のトイレを嫌う女性は珍しくないため気をつけましょう。また、男女共用トイレは居酒屋に多い傾向があるため注意が必要です。
うるさいお店はNG
お店で出される料理も楽しみのひとつですが、合コンの最大の楽しみはおしゃべりです。しかし、お店がうるさいとおしゃべりも楽しめなくなってしまいます。お店において、うるさいと感じてしまう原因としては主に3つです。ひとつ目はお店でかけられている音楽です。音量は大きくなくても、ジャンルによってはうるさいと感じる人がいます。2つ目は店員さんです。店員さんの元気な声は、明るくて気持ちの良いものですが、おしゃべりを楽しむ合コンにおいてはあまり向いていません。3つは他のお客さんです。サラリーマンの飲み会や大学生の打ち上げと重なってしまうと、うるさくなってしまう傾向があります。おしゃべりを楽しむためにも、うるさいお店は選ばないようにしましょう。
個室や半個室が使えるかを確認しよう
参加者が感じるお互いの距離感は非常に重要なポイントです。実際の物理的な距離が同じだったとしても、仕切りがないお店と個室では、個室のほうが距離を近いように感じる人が多くいます。距離の近いほうが雰囲気としては楽しく感じられるため、盛り上がりやすくなります。また、他のお客さんの目や声を気にすることもないため、会話に集中できる点もポイントです。そのため、できる限り個室を予約するようにしましょう。もし完全な個室がない場合は、すだれや簡単な仕切りのある半個室でも高い効果が得られます。
雰囲気が良いお店を選ぼう
ここでいう「雰囲気の良いお店」とは、単にオシャレでセンスの良いお店という意味ではなく、合コンとして相応しいお店という意味です。合コンは同じ性別の友達とわいわい楽しむのではなく、異性との会話を楽しむものです。普段友達と遊ぶような雰囲気のお店ではなく、合コンらしい雰囲気のお店を選ぶのが大切です。いまいち雰囲気が掴めない場合は、白色を基調とした、やや薄暗いお店を選んでみましょう。好き嫌いがわかれにくく無難であるためおすすめです。
喫煙場所があるお店にしよう
基本的に、合コンにタバコはNGです。一般的にタバコを吸う女性は少なく、タバコは絶対にダメと考えている女性も珍しくありません。お店がタバコ臭いと気分が下がってしまう人も多いです。とはいえ、タバコを吸いたい人はいるものですし、禁煙にしてしまうと不公平ですから、喫煙場所が別に設けられているお店を選びましょう。大切なことは、合コンを楽しんでいる最中に普段タバコを吸わない人がタバコを意識しなくても良い環境であることです。
円卓かコの字のテーブルであるかどうか
合コンは参加者全員でおしゃべりを楽しめることが大切です。そのためにも、全員の顔がハッキリと見える円卓かコの字のテーブルを採用しているお店を選びましょう。横長の机を使っているお店は多くありますが、机の両端に座っている人は会話に参加しにくく、会話を楽しむという点に関してはあまり向いていません。細かいことですが、テーブルひとつで会話の盛り上がり方が大きく変わってくるため、忘れないように意識したいポイントです。
豊富なお酒のメニュー
お酒は合コンを盛り上げる大切な要素のひとつです。そのため、できる限りお酒のメニューが豊富なお店を選択しましょう。男性のなかにはビールや焼酎しか飲まない人も珍しくありませんが、女性としてはカクテルやいろいろな産地のお酒も楽しみたいところです。また、なかにはお酒に弱くあまり飲めない人もいるため、そういった人への配慮の意味も込めて豊富なメニューを意識しましょう。
焼肉や鍋は避けよう
焼肉や鍋は多くの人が好きな食べ物ですが、合コンには不向きです。なぜなら、会話に集中できなくなるからです。焼肉や鍋のようなみんなで分けて食べるもの関しては、どうしても誰かひとりが気をつかってしまい、いわゆる奉行になってしまいます。こうなってしまうと、みんなで会話を楽しむことができません。焼肉や鍋はおいしく人気も高いのですが、合コンでは避けるようにしましょう。
日程調整で気をつけたいポイント4つ
合コンを楽しくするためには、多くの参加者を集めることが大切です。そこで、日程調整を適切に行うことが重要になります。それでは、どうすれば参加者を集めやすい日程が組めるのでしょうか。具体的なポイントとしては4点挙げることができます。
幹事または4~6人の人数が集まった所で日程を決めてしまう
日程調整においてよくある誤解が、参加者全員の意見を反映させないといけない、というものです。確かに参加者の意見は重要ですが、合コンにおける日程調整では必ずしもそうとは限りません。なぜなら、一方的に決めてしまったほうが誘われたほうもスケジュールを組みやすいからです。参加の可能性がある人に対して「いつ予定が空いていますか?」と聞いても、スケジュールが明確になっていないことも珍しくないため、曖昧な答えが返ってきやすくなります。それが複数人いると合コンの日程がいつまでたっても決定できず、結局のところ計画がなくなってしまう可能性もあります。しかし、一方的に日程を決めた場合は、誘われたほうとしては予定を空けておくべき日が明確になるため、スケジュール管理はやりやすくなります。もし幹事だけで日程を決めることに抵抗がある場合は、4~6人ほどの人数を集めてから日程を決めると良いでしょう。
日程を決めてから人数を集めよう
いったん幹事が日程を決めてから、「この日合コンするけれど空いている?」と周囲に呼びかけて参加者を募るのもひとつの方法です。先ほども解説したように、明確な日程を提示されたほうがスケジュール管理は容易です。なかにはすでに予定が入っていて参加できない人も出てくるはずですが、結果的には人数は集めやすいため、断られても気にすることはありません。決して、「じゃあ、この日は?」というように、勝手に日程を変更しないようにしましょう。
休日の前日や残業の少ない水曜日にする
幹事が一方的に日程を決めるといっても、参加者を無視してもいいわけではありません。参加者にとって比較的時間が作りやすい日程であることが重要です。具体的には、金曜日や土曜日といった休日の前日が最適です。なぜなら、翌日が休みであれば、仕事や時間のことを気にせずに合コンを楽しむことができるからです。休日の前日に合コンを設定するだけでも、参加率は高まるため実践してみましょう。また、どうしても休日の前日が不可能である場合は水曜日もおすすめです。水曜日は残業が少ないことが多く、仕事終わりに合コンに参加しやすいからです。
時間は19時~20時がベスト
日程だけでなく時間帯も重要なポイントです。最も参加しやすい時間帯としては、19時~20時です。一般的に晩ごはんの時間帯であり、ちょうどお腹が空いてくる頃なので食事も楽しめます。また、2時間~3時間ほど楽しんだとしても、終電に乗り遅れることはまずありません。終電に間に合うかどうかで参加を決める人も珍しくないため、終電まで多少の余裕を作っておくことは重要です。さらに、2次会を開催する場合においても、ちょうど良い時間帯なのでおすすめです。
思いやりを持ってセッティングしよう!
ここまで、お店選びと日程調整についての注意点を詳しく紹介してきました。お店選びについて簡単にまとめると、駅からの近さやトイレといった機能面、個室があるお店やうるさくないといった会話のしやすさ、メニューの種類について注意することが大切です。また、あくまでも良いお店ではなくマイナス点の少ないお店を選ぶことがコツです。
日程調整については、参加者の予定から日程を決めるよりも、幹事が先に決めるほうが誘われる側としては楽であることに注意しましょう。日程を決める際は参加者を無視するのではなく、あくまでも参加しやすい範囲で日程を決めるのがコツです。たくさんの注意点やコツを紹介しましたが、実は共通していることが1点あります。
それは、合コンの参加者への思いやりです。合コンはひとりで成立するものではありません。参加者ひとりひとりが合コンを作り上げます。だからこそ、幹事は自分にとって都合の良いセッティングをするのではなく、参加者全員のことを考えてセッティングをする必要があります。
そして、幹事が合コンのセッティングにおいて主導権を握れるところこそが、お店選びと日程調整です。楽しい合コンを成功させるためにも、頑張ってセッティングをしてみましょう。もし幹事として合コンをセッティングする機会があれば、この記事で紹介した点を意識してみてください。また、合コンをセッティングする際には、お店の下見をしておくとより効果的です。お店の情報はホームページなどからでも得られますが、お店の客層や個室の広さ、机の形状などはわかりにくいところもあります。ぶっつけ本番で挑むよりも、あらかじめお店の様子を知っているほうが合コンはより楽しめるものになりますし、幹事としてのプレッシャーも和らぐのでおすすめです。