みなさんはお酒を飲むだろうか。飲む人のなかでも、お酒に強い人もいれば、弱い人もいる。では、お酒が強い人、弱い人、どちらのほうがモテるのだろうか。どちらが好みか「おしトピ by 教えて!goo」で皆さんに聞いてみたところ、こんな声が寄せられた。
「付き合うならどっちのタイプ?お酒が強いorお酒が弱い、理由も教えて!」
楽しむためにお酒は必要?
「お酒強い人がいいです。 一緒に飲みたい。すぐ潰れちゃうと楽しさが半減」(Lienさん)のように、一緒に楽しむためにお酒の強さは重要であるという意見から、「どっちでもいいです。酒癖が悪くないなら」(tombanさん)といったように、お酒の強さは気にしないが酒癖の悪さを気にするという意見もあった。
一方、「弱い人。居酒屋デートは苦痛です。自分が飲まないから」(ちーちゃちーちゃさん)という意見や、「ボクより強い人だと、なんか嫌です(笑)」(ノーさん)といった、男の意地が滲んだ意見も寄せられた。
お酒を飲むと、相手が魅力的に見える!?
お酒を楽しむためにも強い人がいいという意見、自分が飲まないから相手も弱いほうがいい、というように意見が大きく二分されていたが、心理学者の内藤誼人先生からお酒に関する衝撃の法則をお話いただいた。
「お酒を飲むと相手が魅力的に見えるという法則があります。これを“ビア・ゴーグル現象”といいます。相手を酔っぱらわせれば、だれでもモテるんですよ」(内藤先生)
「ビア」はビール、「ゴーグル」は色眼鏡という意味だそうだ。オーストラリア・ボンド大学のマイケル・リバーズという心理学者の行った実験を紹介しよう。
パブにいる実験参加者に異性をどれだけ魅力的に感じるのかを10点満点で得点をつけてもらう一方、実験参加者に呼気テストを実施し、参加者を「飲んでいない」「ほろ酔い」「酔っ払い」に分類してみると、ほろ酔い状態の人が最も高く異性に得点をつけていたのだという。
「異性に自分をより魅力的に感じてもらうには、べろんべろんに酔っぱらった状態よりも、ほろ酔いにさせるくらいがベストです。つまり、自分はお酒に強くて、相手をうまくほろ酔い状態にキープできる人がモテるでしょう」(内藤先生)
相手をほろ酔いにしようとして、自分が酔っぱらってしまっては、どうしようもない。まずは気になる相手のお酒の強さを事前に把握し、ほろ酔いにできるのか確認しよう。ほろ酔いにできるような相手なら、ビア・ゴーグル現象の力を借りることで、自分をより魅力的に感じてもらえるかもしれない。興味のある方は是非お試しあれ。
(大橋瑞季)
●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「『人たらし』のブラック心理術」「人は『暗示』で9割動く!」他、著書多数。
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