マッチングしたお相手との初回デートで「会話が続かない」「何を話していいのかわからない」なんてお悩みの女性もいるのでは?
でも、話し上手になる必要はありません。むしろ聞き上手を目指すべき!
『話すより10倍ラク!聞く会話術』著者の西任暁子さんに聞く力の鍛え方について伺いました。
オープンクエスチョンは相手へのプレゼント!
――「(デートで)会話が上手く続かない」と悩む方に共通点はありますか?
「こんなことを聞いてはいけないのでは?」と気を遣う方は多いですね。でも「質問する=あなたをもっと知りたい」ということ。言うなれば質問はプレゼントです。積極的に質問して相手の言葉を引き出してください。自分のことをたくさん話すより、相手に話してもらうほうが、相手も心地よく過ごせるはずです。
――質問は「贈り物」なんですね。でも、何を聞けばよいかわからない……なんて声も。質問をする際にどのようなことを心がけるとよいでしょうか?
質問は5W1HのオープンクエスチョンかYes/Noのクローズドクエスチョンの2種類だけ。会話を続けたいなら前者を意識してください。Yes/Noで終わる質問とは対照的に、会話が自然と広がっていきますよ。
ただし、Aさん「いつも何時頃に起きますか?」、Bさん「朝6時です」、Aさん「朝食は何ですか?」と尋問風にするのはNG。相手から答えが返ってきたら「一回受け取る」ことが大切です。先の例でいうと「早く起きるんですね。私は◯時くらいかなぁ」など、相手の「朝6時に起きる」という答えを受け取ったことを、言葉で表現してみてください。
――あなたの話をしっかり聞いています、というアピールにもなりそうです。ご著書では「先に自分の答えや質問の意図を言ってから質問する」という方法も紹介されていましたね。
たとえば「私は朝8時頃に起きます。あなたは何時に起きますか?」、「私は朝が苦手なほうですが、早起きの習慣を身につけたくて〜。◯◯さんは何時くらいに起きますか?」という感じでしょうか。
何の脈絡もなく「何時に起きるの?」と聞かれても相手は警戒します。どうして今こんなことを聞くの? 早起きな男じゃないとダメ? などと考えてしまうかもしれません。人が質問をされて不安になるのは、その問いが唐突すぎたり、意図がわからなかったりするときです。相手を不安にさせるのではなく、安心してもらえる聞き方を心がけてください。
まとめ
1.質問=相手へのプレゼントだと考えよう
2.相手にたくさん話してもらおう
3.オープンクエスチョンで会話を続けよう
4.相手の答えを受け取って言葉にしよう
5.自分の答えや質問の意図を添えてから質問しよう
(構成/池田園子)