トップアスリートやミュージシャンなどが実践していると言われる「腹式呼吸法」。
腹式呼吸は特別なことをしている人向けの呼吸法という認識があるかもしれませんが、どんなものかを知ると、あなたも今日から「腹式呼吸法」を取り入れたくなるかもしれません。
腹式呼吸でうつ病予防!
そもそも呼吸というものは無意識に行う、生命活動を意識するための活動。こういう無意識に行う活動は、自律神経が司っています。
その自律神経には「交感神経」と「副交感神経」が関わっており、交感神経が活発であれば呼吸は浅く荒くなります。
また副交感神経が活発であれば呼吸は深く落ち着いたものになります。
本番前、緊張状態にあるアスリートは腹式呼吸を行うことで、意図的に深く落ち着いた呼吸をし、副交感神経を刺激するわけです。
そして、副交感神経の刺激は「抑うつ効果がある」としても知られています。
不用意な緊張状態を緩和し、うつになりがちなものをリラックスさせることで、健全な精神状態を保つことができるのです。
腹式呼吸はダイエットに効果的!
腹式呼吸によって副交感神経が刺激されると、体はリラックス状態になります。
こうなると胃腸の働きが改善され、不要物質をしっかり外に排出されます。。
多く吸収した栄養素は脂肪などに蓄えられますが、この脂肪を燃焼するために必要な酸素も、腹式呼吸によってより多く体内に取り込むことができるので、ダイエットに効果的です。
腹式呼吸を追究すると筋トレもできる?!
腹式呼吸は、息を吸うことよりも吐くことの方が重要とされています。
通常の呼吸以上に顔が真っ赤になるくらいすべての空気を外に出します。そうすると、顔が熱く真っ赤に、そして腹筋にかなりの負担を感じるはず。
本当の腹式呼吸、つまり空気を完璧に吐き出すと、たった2~3回でダッシュ後のような「ハァハァ・・・」と息の切れた状態になります。
腹式呼吸における息の吐き方は、かなりの付加がかかるのです。
それを毎日続けるだけで、筋トレの効果があります。これは科学的にも証明されています。
腹式呼吸はじっくりと取り組まなければなりませんが、道具も高度なテクニックも必要ないので、誰にでも手軽にできるので人気です。
良いことばかりの複式呼吸に、今日から取り組んでみてはいかがでしょうか?