「結婚は本当に好きな人としたい」と願うのは当たり前のことだと思います。しかし、そううまくはいかないもの。なかには二番目に好きな人と結婚しても、幸せに暮らしている方もいます。一番好きな人と二番目に好きな人。結婚するなら、どちらがいいのでしょうか。この記事では「一番好きな人」、そして「二番目に好きな人」と結婚するメリット・デメリット、好きな人と結婚する方法についてご紹介します。
好きな人と結婚したい!
学生時代と違い、大人になれば好きな人ができたときに「結婚したいなあ」という気持ちがグッと強まりますよね。好きな人と一生を添い遂げられるようになれば、きっと天にも昇る心地になるでしょう。映画やドラマで見る幸せな結婚式や結婚生活が思い浮かびますよね。まさにあんな感じです!
本当に好きな人と結婚すべき?
結婚は一番好きな、本当に好きな人と結婚すべきでしょうか? 世の中には本当に好きな人以外と結婚されている方もたくさんいます。でも、それはそれで幸せそうにしていますよね。逆に、好きな人と結婚しても幸せかどうかわからない状態の人も……。一番好きな人か、それとも二番目に好きな人か……どちらと結婚したらいいの?
一番好きな人と結婚するメリット
「一番好きな人と結婚したい!」と誰でも一度は望むことだと思います。愛しているからこそ、結婚したいですよね。一番好きな人と結婚することは、どんなメリットがあるの?
本当に好きな人と一緒にいられる
なんと言っても、本当に好きな人とずっと一緒にいられることは最大のメリットですよね。結婚するということは「この人と一生を添い遂げます」という誓いを立てるということ。自分だけでなく相手もその誓いを立ててくれることは夢のような気持ちになれると思います。
恋愛小説や映画でも、本当に好きな人と結婚をして一生を添い遂げるストーリーは人気がありますよね。人気があるということは、それだけ憧れている人がいるということです。そんな憧れを手に入れられただけでも心が満たされるでしょうね。
辛いことがあっても彼のために頑張られる
長い人生のうち、辛いことが起きるときもあると思います。しかし、そんなときに好きな人と一緒にいれば「彼のために頑張ろう」と思えるはず。たとえば彼が失業して金銭的に困ったときは「私がもっと働こう」と思いますし、彼が病気になったときは忙しい生活だったとしてもそばにいて看病をすると思います。
自分一人だったら頑張れないことでも、好きな人と一緒なら頑張る力が湧いてくるのです。彼に尽くしている自分自身にも満足感を得るでしょう。生活は支え合いが大切なので、自分も彼のために支えられるよう頑張れることは大切ですよね。
好きな人の子どもを産める
結婚をしたら必ず子どもを産むとは限りませんが、好きな人と結婚をすれば好きな人の子どもを産めるでしょう。きっと好きな人に似た可愛らしい赤ちゃんが生まれると思います。育児はとても大変なものですが、好きな人の子どもだと思えば少しは気が楽になるもの。
二人の愛の結晶とはよく言ったものですが、好きな人の子どもを産めばそれを実感できるでしょうね。まずは家族三人、そしてゆくゆくはもう一人産めばとても賑やかな家族になりそうです。
一番好きな人と結婚するデメリット
「一番好きな人と結婚するのに、デメリットなんてあるの?」と疑問に思う人もいるかも。でも、何事にもデメリットはあるものです。一番好きな人と結婚するときのデメリットって?
気持ちが冷めたときに困る
結婚当初は大恋愛だったとしても、ずっと一緒に生活をしていれば気持ちが冷めてくるかもしれません。そして気持ちが冷めたらとても困りますよね。今までは好きだったからこそ相手の欠点を受け入れられていましたが、気持ちが冷めてしまうと「どうして好きになっていたんだろう」「やっぱりこの欠点は我慢できない!」と、好きな人に対して厳しい気持ちになってしまいます。最初は好きだったからこそ我慢できた欠点です。好きという気持ちのフィルターが消えてしまったら、我慢なんてできないかも。
惚れた弱みで立場が弱くなる
彼よりもあなたの気持ちのほうが強かった場合、あなたの立場が弱くなる可能性があります。彼がわがままを言っても、あなたをないがしろにしても、あなたはすべて「惚れた弱み」で許してしまうのです。そうなると、彼はどんどんつけあがるかもしれません。お互い対等だった恋愛関係が、いつからか彼の立場が上になり、あなたは立場が弱くなる……。「ダメなものはダメ!」と、ときには厳しく対応していかないと対等な関係が築けなくなってしまうのでご注意です。
結婚生活を冷静に分析できない
結婚は恋愛感情だけではどうにもなりません。お金も必要になりますし、将来設計もきちんとしておく必要があります。でも、恋をしているとつい盲目になってしまうのが恋の怖いところ。「愛があればお金なんて必要ないわ」「彼が一緒にいてくれるならそれでいい」と考え、現実的なことが見えなくなってしまう可能性があるのです。本人が幸せならそれでいいかもしれませんが、お金があれば生活が安定しますし、生活の安定は心の安定につながります。心が安定していないと彼ともケンカしやすくなるので、きちんと現実を見ておきたいですね。
自分をよく見せようと無理をしてしまう
好きな人の前でカッコつけようと思ったことはありませんか? キレイに見せたり可愛くみせたり、多少なり努力をしていると思います。結婚をすれば一緒にいる時間が長くなるので、自分をよく見せようとする時間も長くなるでしょう。せっかく家にいるのに、リラックスできず常に気を張り詰めているなんてことになれば大変です。「好きだからこそ、よく見られたい」という気持ちはわかりますが、それだと疲れきってしまいますよね。好きな人と結婚すると「自分をよく見せよう」と無理をしすぎてしまう可能性があります。
二番目に好きな人と結婚するメリット
一番好きじゃない人と結婚するということはデメリットのイメージがあるかもしれません。でも、そんなことはないのです。好きじゃない人と結婚した場合、どんなメリットがあるの?
客観的に相手を見られる
好きという思いが強ければ強いほど盲目になりますが、二番目に好きな人なら盲目になることはないでしょう。そのため、客観的に相手を見られるようになります。結婚する前に相手の欠点も冷静に把握し納得済みで結婚するので、結婚後もその欠点に対して不満に思うことは少ないでしょう。「愛が冷めて許せていたはずの相手の欠点が許せない」という状況には陥りにくいのです。相手の良い面も悪い面も客観的に評価していると、理想と現実のギャップが少なくなります。
相手に余計な期待をしないためストレスがない
一番好きな相手だと相手にいろいろ期待してしまうところがありますが、二番目に好きな人なら相手に期待もしません。「私を愛してくれているはずなのに、どうして家事を手伝ってくれないの?」とか「二人で育児をするって言ったのに!」とか、相手を信頼・期待していたゆえに起こるストレスは溜めにくいです。二番目ならたいして期待をしていないので「まあ、そんなものよね」と諦めがつき、ストレスが溜まりにくくなります。
ありのままの自分をだせる
一番好きな人の前だとオシャレや家事を頑張るかもしれません。でも、二番目ならそこまで頑張らなくても大丈夫。常識の範囲内でオシャレや家事をやる程度かも。でも、それが自然体で良いのです。無理をし続ければストレスも溜まりますし、いつか感情が爆発してしまいます。二番目に好きな人なら「ちょうどいい感じ」に気を抜ける相手です。結婚生活ではありのままの自分を出せることも大切なので、そういう面では二番目に好きな人は適任だと思います。
二番目に好きな人と結婚するデメリット
本当に好きではない相手である二番目に好きな人。一番好きな人というわけではないので、それなりのデメリットも発生してしまいます。そのデメリットってなに?
好きな人のことをいつまでも思い出してしまう
「やっぱり、あの人と結婚していればよかったかな」「あの人は結婚したのかな」と、一番好きだった人のことを時折思い出してしまうことがあります。ちょっとした未練が残っているのでしょう。二番目に好きな人と結婚してたとえ不満のない生活を送っていたとしても、時には過去の恋を思い出して「もし、あのとき◯◯していれば……」という空想に取り憑かれてしまうのです。後悔というほどではないものの、満たされ切っていない証拠ですね。
”これでよかったのか”という考えが浮かぶ
二番目に好きな人と結婚した場合、仮にその人への不満が募れば「これでよかったのか」という考えが浮かんでしまいます。こちらも空想ではありますが「もし、一番好きな人と結婚していればこんなことにならなかったのかも」と考えることも。自分の中で「妥協した」という思いが強ければ強いほどこの傾向にあります。彼には失礼なことではあるものの、感情の面はどうしようもありませんよね。何かトラブルがあることに「本当にこれでよかったのかな」と思ってしまいそうです。
相手に対して情熱的な恋愛ができない
一番好きな人とは違い、二番目となれば情熱的な恋愛はできません。恋愛できたとしても、とても穏やかな恋愛でしょう。それはそれで良いとは思うのですが、時には情熱的な恋愛に憧れるものです。結婚した相手には情熱的な気持ちになれない分、余計に情熱的な恋愛に憧れてしまうのでしょう。「大恋愛の末に結婚し、結婚生活もラブラブでいる」という理想を掲げている女性には辛い現実です。
好きな人と結婚する方法
好きな人と結婚したいと望む人は多いでしょう。でも、好きな人と結婚するにはどうすればいいのでしょうか。好きな人と結婚する方法ってないの?
”愛する”より”愛される”側になる
“好きな人=自分が愛している人”とはなりますが、もちろん相手からも愛されたいですよね。男性は狩猟本能があるため、あなたが愛される側になれば男性はいつまでもあなたを追いかけてくれるでしょう。そう考えると、愛する側になるより愛される側になったほうが女性は幸せになれると思います。また、愛される側ならその愛情を一身に受けられます。こちらがひたすら尽くすばかりの愛する側ではないため、尽くされる喜びも感じられるでしょう。愛し愛されが理想ではありますが、少しだけ“愛される側”に寄りたいですね。
相手の”結婚の条件”が揃っているか見極める
愛情だけでは結婚生活が成り立たないもの。結婚生活が苦しくなれば、離婚の危機に陥るかもしれません。結婚をしたいのなら、相手に“結婚の条件”が揃っているか見極めておきましょう。たとえば「生活・貯金ができるだけの十分な収入」「独身時代のように自由にお金・時間を使わない程度の自制心」「一般常識・教養」などが揃っているといいですね。そのほか、自分にとって譲れない条件があればきちんと見極めておきましょう。もしも条件が足りなければ、あなたが彼をサポート・教育できるかどうか考えてくださいね。
相手を冷静に見極める
もしも相手がヒステリー気味だったら? 宵越しの銭は持たないタイプだったら? 付き合っているうちはいいかもしれませんが、結婚となれば致命的な欠点かもしれません。また、致命的とは言わずとも「掃除が嫌いでいつも散らかす」「見栄っ張りで後輩に奢ってばかり」なども、あなたがストレスを抱える原因になるかもしれません。そういう欠点が見えても愛し続けられるかどうか、自分自身と向き合って冷静に見極めてください。
好きな人と結婚するときは、マイナス面も視野にいれよう
せっかく結婚するのだから、幸せな生活を一生続けたいですよね。できれば離婚をしたくないものです。一番好きな人と結婚するにしろ、二番目の人と結婚するにしろ、離婚の危機に陥らないように考えておきましょう。縁起でもない話かもしれませんが、結婚は一生の問題。リスクの面も視野に入れておけば、より良い結婚生活ができるはずです!