人の話を上手に聞ける聞き上手。もしも聞き上手になれれば、確実に相手から好かれやすくなると思います。そうなれば、モテモテになれるかもしれませんよね。また、ビジネスの面でも聞き上手は重宝されます。営業成績が上がることも期待できます。
メリットたっぷりの聞き上手ですが、どうすれば聞き上手になれるのでしょうか。この記事では、聞き上手になる方法についてご紹介します。
聞き上手な人になりたい♡
聞き上手は確実にモテると言えるでしょう。人は基本的に話したい側の人間です。そのため、きちんと話を聞いてくれる人を常に欲しています。もしもあなたが聞き上手なら「この人はちゃんと自分の話を聞いてくれる素敵な人!」と、好感度がかなり上がるはずです。さらにほかの部分のあなたの魅力もアピールできれば、交際成立もすぐそこかも♡
聞き上手になる方法
聞き上手になりたいと言っても、やり方がわかりませんよね。聞き上手になる方法は学校で教えてもらえるわけでもなく、かと言って自然に身につく能力でもありません。いったい、聞き上手になるにはどうしたらいいの?
話している人に身体を向ける
誰かが話していたら、話している人に身体を向けましょう。真正面にいるなら真正面に、真横に座っているのなら、できるだけ話し手のほうへ身体を向けて座るのがベスト。そして、上半身だけでなく、膝も相手のほうに向けるのがポイントです。身体を向けるだけで熱心に聞いているように見えます。まさに「傾聴している」状態と言えますね。聞き上手は身体の向きも大切なのです。
スマホはバッグにしまう
現代人にとってなくてはならないスマホですが、誰かと話しているときはスマホいじりをやめておきましょう。できればマナーモードにして、相手が話しているのを邪魔しないようにしたいですね。よほど急な用件が入らないかぎりは、着信もスルーするといいですよ。どうしてもでる必要があるときは、話し手に一言断ってから着信にでましょう。一言断るだけでも印象がだいぶ違います。また、電話が終わった際は「すみませんでした。それで、その後どうなったのですか?」と話の続きを促してくださいね。
話を遮らない
話を聞いているうちに、つい相手の話を遮りたくなるときがあります。特に「今の話、ちょっと意味がわからない」とか「それってどういうこと?」とかの質問類、あるいは「それって違うと思うよ!」と、その場で比定したくなったときも遮りがちです。しかし、話を遮られたほうは「まだ続きがあるのに!」とイライラしてしまいます。話を遮ったことで話題がズレてしまったら、相手は話し足りず不完全燃焼に。どれだけ遮りたくなっても、絶対に話は遮らないようにしましょう。
適度にあいづちを打つ
相手の話をしっかり聞くのはいいですが、こちらが何の反応もしなければ相手は「聞いているのかな?」と不安になってしまいます。会話の合間に、適度なタイミングであいづちを打ちましょう。タイミングがわからなければ、相手が息継ぎをしたタイミングや話が終わったタイミングがいいかもしれません。たとえば「それでね(息継ぎ)」「っていうことがあったんだ(終わり)」などです。このタイミングであいづちを打てば、まず問題ないでしょう。あいづちのタイミングが合っていれば、相手はより満足感を得ます。
相手の話を否定しない
好かれる人のポイントとして、相手を否定しないことがあげられます。それはおしゃべりでも同じです。相手の話はまず受け入れて、否定しないようにしましょう。別に同意する必要はないのです。ただ、否定だけはやめてください。せっかく話したのに否定をされてしまったら、話し手は悲しい気持ちになります。よほどのことがない限りは、否定的な言葉も避けておきましょう。ただし「あなたの率直な意見を聞きたい」という、否定しても問題ないときはさり気なく否定してもOKです。
相手が言葉に詰まってもじっと待つ
話し手によっては言葉に詰まることもあります。そんなときはこちらから話さず、相手の言葉を待ちましょう。どれだけ時間がかかってもいいです。言葉に詰まっているとき、相手は頭のなかで必死に言葉を探っています。そこにあなたが話しかければ、考えをまとめられません。言葉の手助けをしたいかもしれませんが、じっと待ってくださいね。きちんと待ってくれることを相手が気づけば、あなたのおおらかさに安心してくれると思います。
聞かれない限りアドバイスはしない
特に愚痴や悩み事のときに多いのですが「◯◯ということがあって困ったよ」と言われたとき、すかさず「それなら◯◯すればいいと思うよ」とアドバイスしてしまいがちです。しかし、それは不要です。相手はアドバイスではなく、共感を求めているだけの可能性がとても高いからです。上記のような話のときは「それはとても困るね、大変だったね」と共感してあげてください。アドバイスは上から目線になりやすいため、むやみにアドバイスすると相手を不愉快にさせてしまいます。
リアクションをする
話していて気持ちがいい相手は、きちんとリアクションをしてくれる人です。たとえばびっくりするような話なら、驚いて目を見開いたり「えー!」と少しオーバーに声にだしたり。面白い話なら、手を叩きながら大笑いしたりするのもいいですね。こういった身体を使ったリアクションはすぐに身につけることはできないので、日頃から意識してやるようにしましょう。
相手の話に共感する
人は話しているとき、無意識に「共感してほしい」という気持ちを持っています。ですから、相手の話には出来る限り共感するようにしましょう。特に悲しい話、怒った話はネガティブな要素を含んでいるため、共感を避けてしまうと「なんだか冷たい人」と思われてしまいます。ただし、誰かへの愚痴なら共感もむつかしいところ。「あぁ、あの人はそういうところがあるかもね」程度にとどめておいたほうが無難かもしれません。
話のオチを奪わない
特に関西人は話のオチにこだわります。万が一話のオチが読めたとしても、絶対にオチを奪うことはやめておきましょう。具体的には「◯◯ということがあってね、それで」と話されているときに「わかった、それってこうなったんでしょ(笑)」と言う行為です。もしもそれが当たっていたら、相手の楽しい気分は台無し。「いいとこ取りされた!」と怒られても仕方がない行為だと思います。
知っている話でも「初めて聞いた」ふりをする
話を聞いていると、中にはすでに知っている話がでるときもあるでしょう。でも「それ知っているー!」なんて言ってはいけません。せっかく話そうとした人は話す気が失せてしまいます。たとえ知っている話でも、初めて聞いたふりをしていましょう。それが話し手に対する思いやりというものです。しかし、その嘘があとでバレる可能性があるのなら、最初から嘘をつくのは控えておきましょう。
褒める
相手の話の内容で褒めるポイントがあれば、すかさず褒めておきましょう。特に自慢話や成功体験は必ず褒めたいですね。褒めたことで、相手は「話して本当によかった!」と満足した気持ちになれます。それと同時に、あなたへの好感度が通常よりもグーンと伸びるでしょう。褒められて嫌な気になる人はいないので、積極的に褒めてくださいね。
ときどき相手の目をみる
相手の話を聞くときは、ときどき相手の目をみてください。そうすることで「聞いていますよ」とアピールできます。ただ、見つめ過ぎはNG。あまりに見つめられると、話し手は怖がったり話しにくくなったりします。目安としてはだいたい2、3秒が限界ですね。それ以上見つめるのはやめて、一旦視線を外しましょう。目を見るのが苦手なら、鼻をみるのでもOKです。
相手の自慢話を広げる
自慢話は聞いていてうんざりするときもあるでしょう。「早く終わらないかな……」なんて思うことも。でも、聞き上手を目指すなら、あえて自慢話を広げていきましょう。自慢話は相手が話したがる話題のひとつです。自慢話が始まったら「それで、その後はどうなったんですか?」「面白い! 似たようなエピソードはありますか?」など、話を広げれば相手も上機嫌間違いなしです。
腕や足を組まない
癖づいている人はついつい腕や足を組みがちですが、これはとても偉そうに見えてしまいます。場合によっては「お前の話を聞いてやってるぞ」というイメージを与えてしまうかも。特に目上の人に対して行うと失礼な行為と言えます。万が一無意識に組んでいたら、すぐにやめてくださいね。気づいたらやめる癖をつけておけば、そのうち腕や足を組む癖も直ることでしょう。そうすれば聞き上手へと一歩近づけますね。
質問の仕方を考える
会話術の中では質問のやり方にもポイントがあります。それは「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」です。オープンクエスチョンは「これってどう思う?」という、いろいろな回答がでてくる質問のことを言います。対してクローズドクエスチョンは「はい」か「いいえ」で答えられるような選択式の質問です。クローズドクエスチョンは明確な答えがほしいとき(「これは美味しい?」)、オープンクエスチョンはもっと広い回答がほしいとき(「どう美味しいの?」)に使えますので、このふたつをうまく使うことで会話がどんどん広げられます。
相手の話を要約する
相手が一通り話し終えたら、自分なりの言葉に変えて話を要約してみてください。そうすることで、話し手は「きちんと聞いて理解してくれている」と安心します。また、自分の言葉を使ってまとめることで、お互いに話の理解を深めることができるでしょう。「聞いていたよ」というアピールとともに話の理解も深まるのなら一石二鳥ですよね。要約が難しい場合は「◯◯の部分をもう少し聞きたいです」と言って、再度話してもらうといいですよ。聞く姿勢を見せられます。
内容によってはメモをとる
話の内容によってはメモをとるといい場合もあります。たとえば仕事の話。どこどこの取引先がどうとか、どの仕事が重要であるとか。今後に役立ちそうなアドバイスや複雑なお話もメモにするといいですね。メモはしっかり話を聞いているアピールができます。メモをとることで話し手側は「そこまでちゃんと聞いてくれるんだ」と感激するかもしれません。自分の話をメモまでして聞いてくれる人間は貴重なので、きっと喜ばれますよ。
会話の裏を読むのはやめる
特に初デートの会話で多いのが、会話の裏を読むことです。たとえば「この前、友達と高級レストランへ行ったんだ」と言われた場合「友達とは男だろうか。嫉妬心を煽って気を引くつもりかな」「遠回しに高級レストランへ連れていけとアピールしているのだろうか」など、余計な勘ぐりを入れてはいけません。会話の裏を読み始めると、何が本当かわからなくなります。裏読みはやめて、まずは言葉のとおり素直に受け取るようにしましょう。
話に合わせて表情を変える
聞き上手になるためには表情も気を配りましょう。悲しい話をしているときは眉を下げて悲しい顔に、楽しい話のときは口角を上げてにこにこしながら聞いてみてください。表情だけで「あなたに共感しています」というアピールができ、相手も話しやすくなります。感情が顔にでないタイプの方は、特に注意してくださいね。自分ではにこにこしているつもりでも、意外と表情が変化していない場合も多いです。また、話の内容と表情が違いすぎることにならないようにしてください。悲しい話なのにあなたが笑顔でいたら、話し手は怒ってしまうでしょう。
テクニックよりも「話を聞きたい」という心構えが大切
聞き上手のコツはいろいろありますが、一番大切なのは、まず「あなたの話を聞きたいです」と思うこと。どれだけテクニックを身に付けていても、聞く気がなければあなた自身も退屈でしょう。相手の話に興味を持てれば、あとはテクニックを添えるだけで聞き上手になれます。相手の話の中で興味深いものはないかどうか、しっかり聞いてみてくださいね。