ここ数年で、20代の恋愛傾向は大きく変わってきています。
以前は出会いの場であった合コンや街コンなどは、時代と共に主流ではなくなりつつあり、コロナの影響もある中で「手軽さ」「効率の良さ」などで、恋活・婚活マッチングアプリを利用して、パートナーを探す人が増えています。
今回、日本で最も使われている(※1)恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」(ペアーズ)は、2023年に成人を迎える474名(2022年4月~2023年3月に18歳、19歳、20歳になる方)を対象に「2023年新成人の意識調査」を実施。
「恋愛」「出会い」「ライフスタイル」の3つのカテゴリーでその全貌を公開します。
(※1)MMD研究所「2022年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」2022年9月時点
「パートナーが欲しい」新成人は90%超え
調査では、新成人の9割以上が「パートナーがほしい」という結果に。
また、「人生の中でも恋愛は欠かせない」と約8割の方が回答し、高い恋愛意識が浮き彫りになりました。
この結果を裏付けるように、約7割が「趣味よりも恋愛重視」と回答。
さらに、これまでの交際経験についても、新成人の約7割が交際経験あり。
ペアーズを利用しているユーザーは、なんと9割以上が「交際経験あり」と答え、交際相手に求めるものは…
・共通の価値観
・共通の趣味
といった項目が上位にランクイン。
ペアーズユーザー新成人は、一般的な新成人と比較して、恋愛に積極的な層(以下「恋愛積極層(ペアーズユーザー)」)であることがわかりました。
恋愛に超積極的?ペアーズユーザー新成人とは
実際に、恋愛に積極的なペアーズユーザー新成人とはどんな層なのでしょうか。
大きな特徴としては
■恋愛に意欲的で「パートナーが欲しい!」
■人生において、“恋愛”は欠かせないもの
■「趣味<恋愛」自分ごとよりも恋愛は大切!
恋愛に意欲的で「パートナーが欲しい!」
一般的な新成人は、90.5%の人が「日常的に恋愛をしたいと思いますか?」という質問に対して「恋愛したい」と回答しましたが、恋愛積極層(ペアーズユーザー)は69.4%が「どんなことがあっても優先順位が高く、恋愛をしたいと思う」または「仕事や学業、プライベート(趣味等)が忙しくとも上手く時間を作って恋愛をしたいと思う」と回答。
一般的な新成人の回答は43.3%であるため、恋愛積極層(ペアーズユーザー)の方が恋愛に意欲的な傾向が強く出ています。
人生において、“恋愛”は欠かせないもの
新成人の人生においての恋愛の比重も気になりますよね。
調査では、77.8%の人が人生において恋愛は欠かせないと回答。
新成人全体でも人生における恋愛の重要さがよくわかりますが、なんと恋愛積極層(ペアーズユーザー)については91.2%もの人が欠かせないと答えました。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)にとって「恋愛は人生において、絶対必要」です。
性別別で見てみても、女性の恋愛積極層(ペアーズユーザー)の87.8%が欠かせないと答えたのに対し、一般的な新成人女性は64.9%。
女性の中でも恋愛積極層(ペアーズユーザー)と一般的な新成人の恋愛の重要性の差がわかります。
「趣味<恋愛」自分ごとよりも恋愛は大切!
66.7%の人が「恋愛は趣味よりも重要」と回答。
一般的な新成人は58.3%に対して、恋愛積極層(ペアーズユーザー)はなんと85.1%。
「趣味<恋愛」のかなりの恋愛重視傾向層だと言えます。
新成人は「交際経験あり」が多数!?
内閣府が2022年6月14日に公表した「男女共同参画白書 令和4年版」では、20代独身女性の約2.5割、20代独身男性の約4割が「デート経験なし」という調査結果が出て話題になりましたが、今回新成人を調査。
恋愛に前向きな恋愛積極層(ペアーズユーザー)と一般の新成人の交際相手に求めるもの、恋愛スタイル、も合わせて見ていきましょう。
新成人の7割弱が「交際経験あり」。
交際相手に求めるものは「共通の価値観」や「共通の趣味」
新成人の交際経験を調査すると、ずばり、67.5%もの新成人が「交際経験あり」と回答。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)では92.6%もの人が「交際経験あり」と答え、ここでも両者に大きな差が出ています。
さらに気になるのが、交際相手に何を求めるか。
新成人が交際相手に求めることは…
「価値観が似ている・合う」(66.2%)
「趣味が合う・一緒の趣味がある」(55.3%)
などが上位にあがっています。
新成人は、共通の価値観や趣味を交際相手に求める傾向にあることがわかります。
新成人の恋愛スタイルは「気遣い尊重型」
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は気を許しながら互いを高め合う傾向に
気になる恋愛スタイルは、「互いの趣味を尊重しつつ、お付き合いも大事にする」、「心から気を許せる仲である」などがあがり、2023年度の新成人の恋愛スタイルはひと言でいうと「気遣い尊重型」。
また、恋愛積極層(ペアーズユーザー)では「相手がいることで、仕事や学業を頑張れる関係性」を他より強く志向している傾向にあります。
彼、彼女に気を許しつつも、互いを高め合う恋愛スタイルが理想、なのがわかります。
「出会いはインターネット」が主流
ここ数年はコロナの影響もあり、リアルな出会いの場が減ってしまっている中、新成人はどんな出会い方をしているのでしょうか。
約半数がインターネットで知り合った人と実際に会ったり、友人になった経験がある
新成人の出会いについて、約半数がインターネットで知り合った人と実際に会ったり、友人になった経験があると回答。
“新たな出会いの場“として注目を集めるマッチングアプリについては、多くの新成人が今後恋愛において欠かせないもの・当たり前のもの・出会いの手段になると考えています。
また、約半数が「インターネット上で知り合った人と会ったり、友人になった経験がある」と回答。
半数がネットでの出会いの経験があることがわかり、恋愛に限らず、趣味や様々な活動におけるネットでの出会いが主流となっています。
新成人は今後恋愛においてマッチングアプリが欠かせないもの・当たり前のもの・出会いの手段になると考えている
4人に1人が「新たな出会いの場」として利用しているマッチングアプリについては8割もの人が
「欠かせないものになると思う」(14.8%)
「当たり前になると思う」(23.6%)
「出会いの一手段として一部の人が使っていると思う」(43.0%)
と回答。
今後、さらにマッチングアプリは出会いの場として普及していきそうです。
新成人のライフスタイルにも変化が?
調査結果では、「選挙について」や「デート代について」、「お金の使い方について」、「飲酒について」「住地について」など、現代における新成人のライフスタイルの変化にも注目です。
【選挙】新成人の約9割が選挙に行く意思を持つ。
恋愛積極層はより意向が高い
成人年齢引き下げにより、18歳になると選挙権を持ちます。
その背景もあり、89.2%もの新成人が「選挙に行く」と回答し、その意向は一般の新成人に比べて恋愛積極層(ペアーズユーザー)の方が強く、「必ず行く」「欠かせない用事がない限り行く」という積極的な回答が、なんと9割超えに。
【デート代】恋愛積極層(ペアーズユーザー)は10,000円で、一般的な新成人は6,000円という結果に。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は一般的な新成人と比べ4,000円高い結果に
「いったいどれくらいのデート代を使っているの?」
恋愛やデートにおいて、気になるのがお金事情です。
新成人全体のデートでの消費額の中央値は8,000円という結果。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)と一般的な新成人に分けて比較すると、恋愛積極層(ペアーズユーザー)は10,000円(中央値)であるのに対し、一般的な新成人は6,000円(中央値)となり、4,000円の差がみられました。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は、恋愛経験があり、恋愛意向が高いだけでなく、デートでの消費にも積極的です。
【お金の使い方】100万円あったら54.1万円を貯蓄。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は一般的な新成人に比べ、約7万円消費・投資が多い。
「手元に100万円あったら使い道は?」の質問に、新成人は54.1万円を貯蓄に回すという回答。
この結果を男性恋愛積極層(ペアーズユーザー)と一般的な男性新成人で比較すると、恋愛積極層(ペアーズユーザー)の方が約7万円消費が多く、デート代が高いことからも消費に対して、それほど後ろ向きでないことがわかります。
また、投資額も恋愛積極層(ペアーズユーザー)の方が全体よりも約7万円多く、投資意欲も比較的高いです。
【趣味】平均2.9個の趣味を持っている。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は3.6個でより多趣味
個人差がある趣味については、数は全体では平均「2.9個」。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は「3.6個」と、一般的な新成人に比べてこちらも多く、多趣味で行動的なことがわかります。
【飲酒】恋愛積極層(ペアーズユーザー)は9割以上が月1回以上飲酒するが、一般的な新成人は約半数が全く飲まない
既に20歳を迎えている人に、日頃の飲酒頻度について聞いたところ、恋愛積極層(ペアーズユーザー)の9割以上が「月に1回以上」(94.4%)の頻度で飲酒すると回答した一方で、一般的な新成人の約半数(46.9%)が「飲酒しない」と回答。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は、一般的な新成人よりも行動的であることがわかります。
【居住地】新成人の半数以上が都会志向
「今後の人生においてどういう場所に住みたいと思っていますか?」については、56.5%が東京および大都市圏、県庁所在地に住みたいと回答し、新成人の都会志向がうかがえます。
その中で、恋愛積極層(ペアーズユーザー)で大都市圏、県庁所在地に住みたいと答えた人が71.6%であるのに対し、一般的な新成人は49.7%。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)の方がより都会志向が強い結果となりました。
【自治体に求めるもの】出産・育児に関する補助を求める傾向
最後は、これから実際に経験することが多い、出産・育児について。
住民が住みやすい地域や街を目指して、様々な制度を設けている自治体がある中、新成人は、将来どんな制度を持つ自治体に住みたいと考えているのでしょうか。
「出産・育児など子供に対して協力的な自治体(補助金、教育無料化など)」(64.6%)
「税金(住民税等)が安い自治体」(52.5%)
「移住手当(住居や土地が安い、移住に関する補助が出る等)が手厚い自治体」(40.7%)
が上位にランクイン。
「結婚に対してオープンな自治体(パートナーシップ制度、事実婚制度、LGBTQ対応など)」の項目では、恋愛積極層(ペアーズユーザー)と一般的な新成人に約20ポイントの差が出ました。
恋愛積極層(ペアーズユーザー)は、自由や個性を求めるタイプが多いことがわかります。
いかがでしたでしょうか。
新成人の恋愛に対する積極度は全体でも高い傾向にありますが、それ以上に恋愛積極層(ペアーズユーザー)は、恋愛に対してさらに積極的であることはもちろん、ライフスタイル全般においてもとても行動派で自発的な人が多いことが今回の調査を通してわかりました。
これは、マッチングアプリをはじめるときの行動力や相手とのやり取りにおいての積極性にも関わってくるのかもしれませんね。
詳しい調査結果はこちらもぜひご覧ください。
https://eure.jp/press/20230106/
PAIRS QUESTIONとは
PAIRS QUESTIONは、ペアーズ利用者や消費者の皆様に向けてインタビュー・アンケート・調査などを行うペアーズ内のスピンアウトプロジェクトです。
「ペアーズの利用者ってどんな人たちなの?」「ペアーズカップルが見てみたい」「今の若者はどんな恋愛観を持っているの?」などの疑問や要望にお答えするとともに、ペアーズから様々な質問(QUIESTION)を投げかけ、ペアーズや恋愛に関する最新動向を発表していきます。