始まりがあればいつか終わりがあります。結婚までたどり着かず別れてしまったり、結婚してもパートナーの死が訪れたりと、いつか”恋”には終わりがあります。今回は、彼氏・彼女の別れについて、別れの原因や予兆、上手な別れ方についてご紹介していきます。別れたあとの復縁や友達へ戻ることなど、別れたあとの関係についても触れますのでぜひ参考にしていみてください。
別れは辛い…
男女が恋愛関係に発展する、それは喜びであり幸せを感じる事でしょう。しかし、恋愛が始まったとしても、結婚までたどり着けるカップルの割合はとても低く、結婚しても離婚してしまうカップルも多いのです。
「別れ」はときに大きな痛みを伴います。何とかして相手にもう一度振り向いてもらえるよう努力しても、結局相手が振り向かなければ、別れを受け入れなくてはいけません。
辛い別れこそ、自分を人として成長させてくれるのは分かる、しかし、出来ればお互いあまりダメージを負うことなく上手な別れ方をしたい…。ここではそのヒントをご紹介します。
主な別れの原因とは
一口に「別れ」といっても、カップルによって様々な要因があるでしょう。相手の浮気、時間のすれ違い、気持ちがなんとなく冷めてしまったなどです。ただ「一方的にどちらかが悪い」という事は少ないようです。たとえ相手が浮気をしたことが原因だとしても、後に「自分も悪かった点があった」と反省する人もいます。
では別れるきっかけって、どんな事が主にあるのでしょうか。また、同じ事を繰り返さないためにもどんな事を注意すれば良いのでしょうか。
寂しさが原因で「浮気」や「不倫」に走ってしまった!?
昔は浮気や不倫というと、圧倒的に男性が悪いイメージがありました。しかし最近では浮気や不倫に走る男女の割合はほぼ同じと言われています。インターネットなどの普及により、気軽に恋愛目的で知り合えることが要因とも言えます。
男性の場合は彼女以外の女性と一瞬の恋愛を楽しみたい「非日常的な時間」を楽しむケースが多く、女性の場合は彼からはもらえない「安心感」を求めて浮気をしてしまうケースが多いようです。これらより、男性の方があまり考えず、性欲の赴くままチャンスがあれば浮気をしてしまう傾向があることが分かります。逆に女性は、彼に会えない寂しさや不安解消により浮気をしているようです。
愛し合って決めたはずの「同棲生活」が別れの原因に!?
「一緒に過ごす時間が少ない」「生活費の事を考えたら一緒に住んだ方が良い」などといった理由で同棲を始めるカップルも多い事でしょう。
はじめは二人の生活が新鮮ですし、愛情も深まるものです。けれども、一緒に住む事により「相手の嫌な点が見えてしまう」カップルが多く、結局結婚まで踏み切れずに別れてしまうケースが多いのです。デートの時は清潔感あふれる彼女だったのに日常生活はとてもだらしがなかった、優しい彼だと思っていたのに家事は一切手伝わない人だったなど…。お互いが歩み寄り、協力できれば良いのですが、一緒に生活してみてどうしても我慢できなくなったとき、同棲生活を解消し、別れを決断してしまうようです。
便利なツールは増えたけど…やはり辛い遠距離恋愛
スマホやパソコンなどのネット環境が増えた現在、遠距離恋愛をしているカップルにとっては便利なツールが増えました。以前は電話でしか相手の状況を知ることができなかったのが、最近ではメールやスカイプなどにより、離れていても身近に相手を感じることができます。しかし「会いたいときにそばにいてくれない寂しさ」は、どうしても拭い去れないものです。画面を通じてコミュニケーションを取る事はできても、相手のぬくもりを直に感じることができないのが遠距離恋愛の辛いところです。そんなときに優しくしてくれる異性が側にいたら、気持ちが揺れてしまうのは仕方ないかもしれません。
また便利なネット環境により、離れていても相手に束縛されていると感じてしまうケースもあります。なぜメールの返事をくれない?なぜ携帯電話に出ない?など、便利な道具ゆえ相手の行動に疑問を感じたり束縛したりと、常にコミュニケーションが取れるために相手を信じられなくなり、別れに至ってしまうケースもあります。
最も別れる理由が多い原因「価値観の違い」
恋人と似ている考えを持っていれば、その恋愛は長続きすると感じる人も多いでしょう。実際、恋人と「お金の使い方」「食生活」「趣味」などの価値観が合えば、一緒にいる時間はとても楽しいものです。けれども、自分の価値観というのは生きてきた中で形成されるものです。いくら相手が「もう少し健康のために野菜を食べてほしい」と求めても、自分が正しいと思ってきた食生活を変えることはなかなか難しいものです。
ずっと一緒にいたい相手なら、自分が妥協したり我慢したりすることも出来るはずです。それがお互い出来ず、相手との価値観の違いを尊重することが難しい場合、別れにつながってしまいます。
別れを予感させる別れの予兆とは
付き合っていく中で、「ああ…もう二人の関係は終わりかもしれない…」と感じた経験はありませんか?
急に電話に出なくなった、デートの約束を入れてくれなくなったなど分かりやすいものもあれば、相手から「別れてほしい」と突然言われてしまうケースもあります。
ここでは「もしかして別れたいのかな!?」と感じる兆候についてご紹介します。
メールの返信が遅くなった、事務的なメールしか来ない
恋人同士の連絡手段で最も多い方法は「メール」でしょう。付き合った当初は常に相手が今何をしているのか知りたがり、毎日20回以上メールやラインのやり取りをするカップルも少なくありません。
しかし、そのメールが最近あまり来なくなった、来ても「今は忙しいので後で連絡する」といった事務的な内容になったら要注意です。相手は自分に連絡することが面倒くさくなっているとも受け取れます。また文体が急に敬語になった、短くなった場合も別れたがっているのかもしれません。よそよそしい文体は「距離を置きたい」というサインの表れとも受け止められます。
本来愛し合うカップルなら、相手が今どうしているのか知りたいですし、自分の事も随時知ってほしい気持ちがあります。メールはそれを補う便利なツールです。それが面倒くさいと感じるのは、相手への愛情が冷めたときかもしれません。
自分に対する態度が雑になってきた
愛し合うカップルは、相手への優しさにあふれているはずです。男性なら危ない夜道には手をつないでエスコートしてくれたり、女性なら甘えてくる男性にひざまくらをしてあげたりといったものです。一緒にいるときにさりげない優しさを感じる瞬間も多いでしょう。
けれど、自分が困っていても手を差し伸べてくれない、落ち込んでいる時でも励ましたりせず、「がんばってね」の一言で終わりなど、明らかに優しさを感じなくなったならば、それは相手が自分への愛情を失っているのかもしれません。
自分への束縛が全くなくなり、何をしても興味を示さなくなってしまった
付き合っているカップルにとって、多少の束縛は心地よい場合もあります。
例えば「合コンに行ってくる」「異性が多いアルバイトを探す」などと言った時、相手が「そんなところ行かないで」と言ってくれた方が、より愛情を感じられるものでしょう。
しかし、最近何を言っても「行ってらっしゃい」「楽しんできてね」と言われたらどうでしょう。そんなに自分の事を信用してくれているんだとも受け止められますが、自分の事をどう思っているのか不安になってしまいませんか?相手が別れたいと思っているなら、自分がどこへ何しに行こうが興味が湧かないものです。むしろ異性が多い場所へ行ってもらい、自分と別れるきっかけを作ってくれたほうが良いと感じている場合もあるのです。
服装などが「どうでもよいファッション」になってきた
多くのカップルの場合、付き合い始めは特にオシャレに気を使うものです。特に女性の場合メイクからヘアスタイルまで、彼に気に入ってもらえるよう努力をする人が多いですよね。
恋人の服装があまりにもおざなりになってきた場合、自分の存在をどうでもよいと感じているのかもしれません。通常、愛し合うカップルが一緒にいるときは自分を良く見せようと格好にも気を使うものです。それがどうでも良い恰好ばかりして外見を全く気にしないようになってしまったら、気を許す存在とも受け止められますが、恋人として大切にされていないケースもあり得ます。特に自分以外の異性の前ではオシャレをするようになったなんていう兆候が出てきたら、相手は別れたがっているのかもしれません。
自分との約束より「友人を優先」するようになってきた
友人や知人を大切にしつつ、恋人との時間も大切にするカップルは長続きするでしょう。けれども、友人ばかり優先する態度になったら注意が必要です。
恋人との時間は一緒にいると楽しくて、一般的には友人より恋人に優先順位をつける人が多いでしょう。しかし、最近デートの約束を入れようとしても「飲み会がある」「友人と先約がある」と断られ続けているのなら友人より存在価値が下がったとも受け止められます。
また、デートの約束が先だったのにドタキャンを繰り返されている場合はさらに注意が必要です。相手は予定をキャンセルすることにより会う事を避け、自然消滅を狙っている場合もあります。
上手な別れ方とは
もう恋人同士として、先が見えなくなった場合、上手に別れる方法はあるのでしょうか。どちらかの気持ちがまだ残っていると、別れるのは辛いものです。けれど、どちらかが、もう一緒にはいられないと感じたとき、出来ればお互い納得する形で上手に別れたいものです。
自分から別れを切り出すとき、常識のある別れ方をしよう
様々な事情により相手への気持ちが冷めてしまい、自分から別れを切り出すのは、相手を傷つけることになりそうで、なかなか勇気がいるものです。
けれど自分から別れを告げるのが嫌なため、「自然消滅を狙い、だんだんと連絡を絶つ」「メールで一言、『別れてください』と言って着信拒否」など、姑息な手段に出るのは絶対にやめましょう。。
どれも自分は傷つかず、さっぱり別れることができそうな方法ですが、そんなことをされた相手はどう思うでしょう。楽しかった思い出もあったのに、そんな別れ方で終わりにしてしまえば「最悪の恋愛、最悪の人」というイメージを持たれ、心にだって傷を負わせてしまうのです。
別れを切り出すときは、「理由をきちんと話す」
どんな理由であれ、素直に別れたい理由を話しましょう。相手の行動が原因で別れる場合、相手を傷つけたくないために嘘を言うのは良くありません。アドバイスも含め、「こうしたところが嫌だった」ということは素直に話した方が良いかもしれません。
また相手が別れを受け入れてくれるのに時間がかかったとしても、もう自分が戻る気がないのなら、しっかりとそのように伝える事が大切です。「もしかしたらまたヨリを戻せるかも」という期待を相手に与えてしまうのは残酷なだけです。
できれば感謝の言葉を伝えよう
一度は愛し合って付き合った関係、別れる理由が何であれ、「今までありがとう」の感謝の言葉を添えられたら良いですね。
例えば相手の一方的な浮気が原因で別れるにせよ、楽しかった思い出も少しはあるはずです。恨みつらみを全部伝えてスッキリするのも良いですが、それだけで終わりにすると後に「言い過ぎたかな」と自分が後悔するかもしれません。「色々あったけど、楽しいこともあった、感謝もしている」という言葉を添えられたら素敵です。
相手から「別れてほしい」と言われた場合
自分にまだ相手への愛情が残っている場合、受け入れるのはとても辛いものです。まずはどうして別れようと思ったのか、その理由を聞きましょう。もしかしたら自分が気づいていないだけで、相手に対して嫌な事をしてしまっていたのかもしれません。今後のためにも「自分の悪いところ」を聞くことはとても大切です。
そして、相手の別れの決意がどの程度のものなのか確認することも大切です。自分が態度を改めたらやり直す気があるのか、それとも何をしても無駄で、他の人のところへ行ってしまうのか。相手が別れの決意が固く、何をしても受け入れられないときは、こちらもきっぱりと諦める事が必要です。
別れた後は、潔く「すべてを消去」
たまに「恋人として終わっても、友人として関係を続けたい」という人がいます。相手もそれを望むなら問題はないでしょう。しかし、友人として連絡を取り合っているうちに、やはり相手の事を忘れられないというケースも多くあります。人として成長をするためにも、きっぱりと別れに応じ、アドレスなどのデータを消去するほどの決断も必要です。
写真やプレゼントを捨てられないという人もいるでしょう。別れてスッキリしているなら思い出の品も「ただの物」として見られるかもしれません。ただ、未練はあるけど、もう恋人としては復縁ができない場合は、思い出の品は「見ると辛い物」に変わってしまいます。前に進むためにも、思い出の品を捨て去る勇気も必要です。
別れの後に後悔する理由と対処法
別れてしまった後、「やっぱり別れなきゃよかった」「どうしてあんな事をしたのだろう」と後悔するケースもあります。出来ればそんな思いはしたくないものですが、対処方法はあるのでしょうか。
別れの後に後悔する理由
別れた後に後悔する理由は大きく分けて二つあります。「自分が原因で別れる結果になった」「後に付き合った人とうまくいかなかった」といった経験が、別れを後悔する気持ちにさせるようです。
自分が原因で「相手を傷つけてしまった」
相手が優しくて甘えてしまった、何をしても許されると思って自分が遊びすぎてしまい、恋人を怒らせて別れる事になってしまったなどの行動が後になって猛烈な後悔となり、やり直せるならやり直したいと感じるケースがあります。このケースは「まだ相手に愛情がある」ということもありますが「未熟だった自分をやり直したい」といった反省から、別れなきゃよかったと後悔するのです。
会う時期が早すぎた!?今ならもう一度やり直せる…
学生時代の恋人とは、自分や相手の進路のことなどで別れてしまうケースも多いでしょう。「その時にしかできない事」があり、プロポーズを受けても「あと三年待って」などと言って相手が去ってしまうケースもあります。
結婚適齢期に恋人がいない場合、「あのとき結婚していれば…」と思う人も少なくないようです。今もう一度付き合う事が出来れば、結果は変わっていたかもしれないと、出会う時期に後悔する事例です。
逃した魚は大きい!?あのときは普通の人だったのに…
同窓会などで再会した昔の彼女がとてもキレイになっていた、彼がとってもカッコ良くなっていたなど、元恋人がとても美しく見えたときに「別れなきゃよかった」と感じる事があります。また特に女性の場合、元彼の収入がとても増えたと聞いた途端、結婚相手として最適だったのに…と後悔するケースも少なくありません。
いずれにせよ自分の現状に満足していない人が、元恋人の輝く姿を見て後悔してしまうようです。
色々お付き合いしたけれど「あの人が一番」
自分はモテるから恋人とは別れても大丈夫と考えて色々な人とお付き合いをしたけれど、やっぱりあの人が一番だった…。そう後悔する人も少なくないようです。
別れた原因が自分だった場合はなおさらで、なぜもっと元恋人との時間を大切にしなかったのだろうと、他の人と付き合えば付き合うほど、元恋人との違いを比べてしまい、なかなか次に進めません。新しい恋人の嫌な面を見たときは特に、別れた恋人の良いところばかり浮かんでしまうのです。
SNSなどで、元恋人の情報が入ってきたとき
昔は恋人と別れた後、自分が相手の電話番号などを消去すれば、再会する機会などありませんでした。
しかしSNSが流行している現在、相手の情報は調べれば簡単に出てきてしまうものです。新しい恋人とのアップ写真などがあれば多少はあきらめがつくかもしれませんが、単独の元恋人の写真を見たら「まだ新しい恋人はいないのかな」「新しい部署にうつるって本当だったんだな」と、相手の現状をみるたびに「別れた現実」をしっかり受け止めることができません。いつまでも自分が相手の恋人でいるような感覚になり、別れた事を後悔するばかりです。
別れの後に後悔しないようにできること
付き合った当初は楽しかったのに、いつの間にか相手に対する気持ちが薄れてきたことを自覚したことはありませんか?そういう時には別れが頭をよぎる人が多いと思います。自分が切り出したとしても、別れはいつでも辛いものです。しかし、さらに辛いのは別れた後に別れたことを後悔して、幸せな日々を思い出してしまうことでしょう。そのような気持ちになるのを避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?別れる前にすべきことをまとめてみます。
別れたいと思った理由を紙に書いてみる
別れたいと思う理由は様々でしょうが、一度全てを紙に書いて冷静な目で振り返ってみましょう。嫌で仕方がなかったのに、紙に書き出したら意外と些細なことが多くて、書き出しただけで不満がスッキリなくなることもあります。別れたいと思っていた理由が、よく考えてみると実は大した問題ではなかったというのはよくある話です。相手の浮気など、決定的なことで別れるなら別ですが、日常の些細なことで別れてしまうと別れた後に後悔してしまう可能性が高くなります。
親しい友人に相談してみる
親しい友人に別れを相談するのも良いでしょう。第三者としての立場からアドバイスを受けることで、別れるにせよ別れないにせよ、自分の決断を後押ししてもらえるかもしれません。友人と相談して出した結論であれば、後悔しそうになっても改めて友人の言葉を聞いて冷静に振り返ることができるようになるでしょう。また、不満を聞いてもらうだけでもストレスがだいぶ緩和されて、別れること自体を思いとどまったということもよくある話です。
別れた後について考える
難しいかもしれませんが、別れた後のパートナーがいない生活をなるべく具体的にイメージしてみてください。それが寂しく感じるのであればまだ気持ちが残っている可能性が高いでしょう。そうした時に別れると寂しさを感じて後悔しやすいでしょうから別れることはやめたほうがいいかもしれません。逆にいない方が自分にとっていいと思うのであれば別れてもきっと後悔はないでしょう。
新しい恋人候補を探し始める
後悔してしまうのは、元恋人との楽しい思い出をふと思い出したりするからではないでしょうか?それであれば、新しい恋人と楽しい時間を過ごすことで、そうした後悔を避けることができるはずです。すぐに付き合えなくても、新しい恋に向かうことで前向きになれて、良い出会いに繋がることが期待できるでしょう。
気になっていた趣味に取り組む
あなたは何か始めてみたいことや、気になっていることはありませんか?気分転換のためにそうしたことに取り組み始めるのも良いでしょう。これまで恋人と過ごしていた時間を趣味に充てることで感傷的になる時間を抑えることができます。また、趣味を通じて同じ嗜好性を持った方との出会いがあるかもしれません。
別れたあとの元恋人との関係はどうすれば良い?
別れたとはいえ、元恋人ですので何かしら特別な気持ちがあると思います。別れた後、お互いの関係はどうしたらよいのでしょうか。別れた相手との関係の種類と関係構築方法についてご紹介します。
別れたあとの恋人との関係はどんなものがある?
別れた後の関係にはどういったものがあるのでしょうか?一般的な例を挙げてみましょう。
音信不通
連絡するのが気まずくなり、音信不通になるという人は多いと思います。これは別れるときにはお互い気持ちが離れていたという場合に多いでしょう。ある意味では波風の立ちようがない、一番平和な関係と言えるのかもしれません。
友達
価値観の違いなどによって恋愛関係はなくなったけれど、友達に戻れるというケースもあります。付き合っているときの関係も良好で別れ方もよければその後の人間関係も続いていくでしょう。一度は恋人になる程の関係だったということは、形は違っていたとしてもまた良好な関係が築きやすいでしょう。
付かず離れず
友達とはいえないけど、お互い時々気になって連絡をする程度の関係になることもあるでしょう。恋人には戻れないけれど、全くの赤の他人にもなれないので一番もどかしく感じる関係かもしれません。この関係はお互いに気持ちが残っている場合と、たまに連絡を取りたくなるキープ的な存在である場合に多いものです。
憎しみ
別れたけれど、どちらかが相手をまだ好きな場合、別れ方によっては恨みを買ってしまう可能性もあります。愛情が裏返しになって、ストーカーになってしまうというケースも珍しくありません。お互いにとってはもちろんのこと、共通の友人など周りの人にとっても不幸と言えますので、絶対に避けたい関係です。
どんな関係を築くかは別れ方次第
別れた後の関係は、その別れ方やお互いの考え方によって違います。しかし、別れても相手と良好な関係を築きたいということを、望んでいる人は多いでしょう。そこで、別れ方の違いによって関係がどう変わっていくのかについてご紹介します。
円満な別れ方の場合
お互い納得の上で別れた場合は、そのまま友達として付き合い続けるか、音信不通になることが多いでしょう。友達として付き合い続けるのが辛いという方がいるかもしれませんが、相手が友達として接してくれているのに急によそよそしくなるとお互いに気まずくなってしまうものです。自然に相手とコミュニケーションをとるのが一番でしょう。どうしても辛ければ、そのことをきちんと相手に伝えて話し合うことでお互いの方向性をすり合わせることもできますのでより良い関係を作ることができます。音信不通の場合は、お互いにその関係を望んだことと思いますので、無理に行動を起こす必要はないでしょう。
自然消滅の場合
特に決定的な別れというわけでもなく、何となく関係がなくなってしまった場合、そのまま音信不通になることがほとんどでしょう。自然消滅の場合、相手の気持ちがどうなのかを読みにくいのが難しいところです。もし友達に戻りたいのであれば、メールやメッセージという形で簡単な連絡を送ってみて反応を見ると良いでしょう。
ケンカ別れの場合
ケンカ別れの場合、あっさり復縁することもあれば、そのまま二度と連絡を取らないこともあります。あっさり復縁できる時には流れに任せればいいと思いますが、意地でも連絡をとりたくないなどと考えている場合には後悔してしまうこともあります。意地を張って後悔してしまうよりは、素直に謝ったほうが良いでしょう。たとえ復縁に成功しなかったとしても、自分がするべきことはしているので後悔することは少なくなることが期待できます。
別れたあとはどう過ごすべき?次の恋に進む?
別れた後には新しい恋を見つけるもよし、一人の時間を満喫するのもよしと様々な選択肢があります。言うなれば、別れた後は空いた時間をどう使うかを選ぶことができるようになるのです。ここでは別れた後の過ごし方と、新しい恋人を探す方法をご紹介します。
別れたあとの良い過ごし方とは
別れた後のひとりの時間は人によっては空虚に感じる方もいれば、自由を感じる方もいるでしょう。ここでは様々な別れた後の過ごし方について紹介します。
新しい恋人を探す
失恋には、新しい恋が特効薬と言われているように、新しい恋人を探し始めるというのもよいですね。いつまでも過去にとらわれずに、新しい恋に進もうというのはポジティブで好感が持てます。恋愛に限らず、後で振り返ったときに後悔していた時間がもったいなかったということはありませんでしたか?考えているよりも行動して新しい出会いを探しに行きましょう。
未練を感じて待ってしまう
別れたものの、一人の時間が寂しくなると恋愛をしていた頃を思い出してしまうというものです。「男性は過去の女性を名前を付けて保存する」というのを聞いたことはあるでしょうか。これはパソコンの機能にたとえて、男性が過去の女性の思い出を忘れられずに大切にしがちだということを表す言葉です。未練を感じるのは男性に多いと言われています。未練がある場合、新しい恋に踏み出しづらいことに加えて、新しい恋を見つけても昔の恋人も気になるという独りよがりの板挟み状態になってしまうこともあります。いつかは元恋人が自分の所に帰ってきてくれるのではないかと思って新しい出会いに関心を寄せない人もいますが、そうした期待は思い込みの場合がほとんどだと言えます。思い当たる節がある方は反省したほうがいいかもしれません。
ひとりの時間や友達との時間を楽しむ
恋人と過ごしていた時間がぽっかりと空いてしまうので、その時間を埋めるために友達と遊んだり自分の趣味に没頭したりする方もいるでしょう。冷静になるためにいったん恋愛から距離を置くのは気持ちを切り替えるためには有効な方法だと言えます。そして寂しさを十分に紛らわせることができたならば、しっかりと新しい恋愛に目を向けることができるでしょう。友達の紹介や趣味を通じて思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。
新しい恋人をつくるためにはどうしたら良い?
新しい恋人を見つけるにはどうすればいいでしょうか。ここでは新しい恋人を作る上で押さえておいたほうが良い注意点と、新しい恋人の作り方についてご紹介します。
別れたあとの恋人の作り方の注意点
別れた後に恋人を作る場合、一つ注意すべき点があります。それは元恋人との比較はしないということです。別れた後なのでどうしても元恋人との思い出は残っているでしょう。しかし、今、目を向けるべきは目の前の新しい恋人です。元恋人はこうだったのに…など考えてしまうと、元恋人の存在を意識してしまっているので気持ちの切り替えが難しくなってしまう可能性があります。また、そうした思いは意識しなくても自然と言動に出てしまうので、相手に伝わるものです。相手からすれば元恋人の存在を感じてしまうことは不快でしょうから、きっといい関係に繋がらなくなることでしょう。終わった恋にはきちんと決着をつけて、新しい人の良いところに目を向けるようにしましょう。
別れたあとの恋人の作り方のコツ
別れた後に恋人を作るコツは、付き合っている時に相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれたりした人に別れたことを打ち明けることです。相談に乗るということは、相手に幸せになってほしいという気持ちから生まれる行動です。そういった人であれば、事情を理解してくれることでしょう。もしかすると、元恋人よりも自分に合った人を紹介してくれるかもしれません。ゼロから関係を作るよりも付き合っている当時に良くしてくれた人を思い浮かべると次の恋に繋がりやすいと言えるでしょう。
身近な人から新しい出会いをいただく
新しい恋人を探すにはどうしたらいいでしょうか。まずは身近な人を頼る方法があります。過去の恋愛を支えてくれていた人は、事情を理解してくれるでしょう。そしてあなたのことを知っている分、あなたと合いそうな方を知っているはずです。また、出会う相手もあなたについての事前情報を聞くことができるので、お互いにある程度共通基盤を構築した上で出会うことができます。そのため、安心して出会いに臨むことができるでしょう。ただ、もし出会ってみてちょっと厳しそうだという場合には断りにくさがあるかもしれませんので、そこは注意を要します。
幹事の友人というフィルターがかかっている合コンで新しい出会いを作る
合コンも新しい出会いを作るには有効です。出席しているメンバーは幹事の知人や何らかのフィルターがかかっている人なので、全く知らない人と出会うよりはリスクが少なく、かつ一度に多くの中から相手を選ぶことができる方法です。同じテーブルを囲んで食事をすることで打ち解けて話ができるのもメリットでしょう。また、アプローチを受けても後日やんわりと断りやすいので、慎重に次の恋人選びをしたいという人にとってはありがたいと思います。ただ、合コンだと必ずしも全員と話すことができないことと、初対面が苦手というタイプの人にとっては居心地の悪さを感じてしまう可能性が高くなります。
出会い系サイトで全く新しい出会いを手に入れる
出会い系サイトを利用してみるのはゼロから新しい出会いを実現するためには一番早い方法だと言えます。ゼロから関係を構築しなければいけませんが、相手のプロフィールを事前に確認できることが多いので、きちんと選んだ上で新しい可能性をつかむことができる出会いの方法だと言えます。最近ではSNSでもそうした出会い系サービスがありますので、自分が利用しやすいと感じるサービスを利用してみるといいかもしれません。
辛い別れを乗り越えればより良い出会いが待っているかもしれません
別れた直後は辛いものです。恋人のことを好きであればあるほどその辛さは大きいでしょう。しかし、そうした辛さはいつか必ず乗り越えることができるものです。その乗り越え方は人によっては復縁という形だったり、新しい出会いという形だったりと違いますが、乗り越えた先には今とは違った新しい人間関係が生まれています。まずは別れと向き合うことから始めて、今後自分がどうしたいのかについてゆっくり考えてみましょう。