合コンや友達の紹介ではなかなか良い相手に巡り合えない、そんな人には「婚活サービス」がおすすめです。しかし職業や年収、趣味などさまざまな選び方があり、相手にどのような条件を出して良いのか分からないこともあります。そんなときはまず「自分の特徴をふまえて」結婚相手の条件を考えてみましょう。今回は自分を基準とした婚活サービスの利用法について紹介します。
婚活サ―ビスは主に4つの選び方がある!
婚活サービスの多くは主に4つの条件から相手を選ぶことができます。
まずは「職業」です。相手がどのような仕事をしているかにより、おおよその収入が分かったり生活パターンも知ることができるので、婚活において最も重要な項目かもしれません。例えばお互い会社員であり勤務先も近いとしたら、結婚する際も住居決めは割とスムーズになるでしょう。しかし相手が自営業で自分の家から遠い場合、結婚後は自分が仕事を辞めて相手の住居で暮らす必要があるかもしれません。相手の職業によっては自分の働き方が変わったり、生活スタイルを変える必要もあるでしょう。そのため相手の職業を知ることは婚活においてとても大切です。
そして2番目の条件は「年齢」です。自分の年齢に合わせ、許容範囲の相手の年齢はどのくらいが良いのか考えてみましょう。男性側で子供を望んでいる人の場合、子供を安心して生める年齢の女性を望むことが多いです。そのため婚活サービスにおける女性の人気年齢は20代といわれています。一方女性は安定した収入のある男性を望むことが多く、男性の人気年齢は30歳前後といわれています。いずれにせよ結婚後は子供がほしいのかそうでないのか、年齢の違いによるギャップをどの程度許容できるのか、そうしたことにより婚活相手の希望年齢も変わってくるでしょう。
そして3つ目は「年収」です。多くの場合相手がどのくらいの収入を得ているのか、気になることでしょう。一昔前では結婚後は女性が家庭に入り、仕事を辞めて専業主婦になることが多くありました。そのため収入の条件としては女性が男性へ求めることが多かったのですが、現在では結婚後も共働きとして生活する夫婦が増えています。
そのため男性側としても女性がどのくらい収入を得ているのか気にする人が増えています。相手の収入によってこれからの住居内容なども変わるでしょうし、ライフスタイルにも変化が表れるでしょう。良い人だけれど収入の面で折り合いがつかないというケースもあるようです。
そして最後は「相手の特徴」という点です。特徴は外見や内面といった性格なども含まれますが、相手がこれまでどのように過ごしてきたのか見る必要があります。例えば住んでいる場所は都市部か地方なのか、それだけでもおおよそ相手のライフスタイルが分かるでしょう。また離婚歴があればなぜ一度結婚に失敗したのか気になりますし、長男であれば将来は実家に暮らす必要があるのかなど、多くのことを予見できたりもします。
婚活サービスではこのような4つの条件を分かりやすく提示し、自分の希望する相手の条件をスピーディにマッチングさせてくれます。これは合コンや友達の紹介などといった出会いではなかなかできないことであり、大いに利用してみる価値のあるサービスです。
自分の職業と比べて、婚活相手の職業条件を決めよう
婚活サービスを利用する際、まず気になるのが相手の職業でしょう。しかし職業といっても数えきれないほどの業種や職種があり、何を基準に選んで良いか分からないこともあります。そんなときにおすすめしたいのが「自分の職業に合わせた」相手の職業の選び方です。例えば夜勤を中心とした看護師同士が結婚すると、子供ができたときに両親とも夜家にいない、といったこともあるでしょう。まずは自分の職業を中心に置き、相手がどのような仕事であれば生活がしやすいのか考えてみましょう。
自分が「派遣社員」の場合、正直家庭を築いていくのは収入的に難しいこともあるでしょう。そのため相手は正社員や公務員といった安定した職業に就いている人が望ましいです。しかし仕事の安定しない派遣社員だからこそ、相手の仕事に協力することも可能かもしれません。相手が自営業であったり、いつかは自分の店を構えたいという人だったりすれば、自分もいつかは仕事を辞めて協力するという選択もできます。
逆に自分が「公務員」であったり「大企業」に勤めていたりと、安定した仕事の場合はどうでしょうか。もう一人くらい養えるといった自信があれば、派遣社員やフリーターといった人も視野に入れても良いでしょう。しかし自分が今後も一生仕事を続けていきたい場合、相手が転勤のある職業だと難しいかもしれません。仕事を辞めてついていくことはできない、単身赴任になっても良いか?など、仕事に関する条件を確認したほうが良さそうです。
そして冒険的な事業を手掛けたり、新しい業務に挑戦したりする「ベンチャー企業」に勤めている人の場合、相手の理解が必要になります。ベンチャー企業は会社や業務内容によっても違いはあるものの、就業時間が長かったり、収入が不安定だったりすることもあります。儲け方によっては大成功を収めることもありますが、それまでは安定収入がないといったこともあるでしょう。結婚相手にはそうした仕事内容を理解してもらい、家事や金銭的なサポートをしてもらえる職業の人が望ましいです。
最後に自分が医師や看護師といった「医療関係」の仕事に就いている場合、家事をサポートできる職業に就いている人が望ましいでしょう。人の命と関りのある医療関係の仕事は、夜勤や残業があったり、休日出勤も断れなかったりすることもあります。その分収入を得ているので相手は派遣やフリーター、もしくは主婦(夫)として活躍してくれる人が望ましいかもしれません。
共働きが増えている時代、婚活では相手の職業ばかり見るのではなく、まずは自分の職業を中心に考えてそれに合った相手の職業を選んでみるのも良さそうです。
婚活相手は自分の年齢に合わせて選ぼう
婚活を始めるのに年齢は関係ありません。しかしそうはいっても、自分の年齢に見合った相手を探さないとなかなかうまくはいかないでしょう。
まずは最も若い年代とされる20代ですが、この年代は職業や収入、男女を問わず最も人気があります。特に女性の場合20代は需要が非常に高く、婚活サイトに登録した時点で100件以上もの申し込みをされることもあります。20代で相手を探すことは多くの人と出会う機会もあるので、自分の理想とする結婚相手を探しやすいかもしれません。しかし多くの人から申し込みをされるがゆえ、相手の収入や職業、ルックスばかりに目が行って大切な人を見失ってしまうこともあります。20代の自分は若さだけを目的に選ばれていないのか、本当に自分のことを思ってくれる人を慎重に探しましょう。
そして婚活サービスで最も利用者が多いとされる30代です。30~35歳の年齢は周りが結婚をすることで焦りが生じ、そろそろ真剣に結婚を考える人が増える時期です。そのため交際目的というより結婚を真剣に考えている男女が多いため、この年代同士がくっつくとスムーズに結婚へと進めることもあるでしょう。
しかし30~40歳の時期は仕事もプライベートも大変充実している時期です。結婚はしたいけれど仕事は辞めたくない、今の生活ステータスを下げたくないといった願望も多くなります。そのため自分より収入が良い人、家事を分担し自分の仕事をサポートしてくれる人、介護や実家に戻るといった懸念がない人など、結婚相手に対してのハードルが高くなります。
少しでも不安要素がある人とは会わないといった30代も多く、そうなると結果はなかなかうまく行きません。婚活は自分が結婚相手を選ぶことのできるサービスですが、あまりにも自分の希望する条件ばかりにこだわっているとうまくいかないでしょう。ある程度の条件は我慢してまずは相手と会ってみる、30代の婚活はこうした姿勢が重要です。
そして40代からの婚活は、特に女性の場合「子供が産めない」と捉えられてしまうことが多く、子供を希望している男性からのアプローチが減る分出会いの数は少なくなります。また男性もよほど収入があったり、ステータスの高い役職や外見が良かったりしない限り、出会いの機会は20代や30代に比べると減っていきます。
男性の場合子供が欲しいと考える40代は若い女性との付き合いを考えますが、若い女性は同年代の20~30代男性と付き合いたいと考えていることが多く、ミスマッチが生じるのです。男女ともにまだ子供が産める可能性もあるのですが、婚活という場になると子供はいてもいなくてもどちらでも構わない、といった考えでのぞんだほうが良いでしょう。
また46歳を過ぎると収入面で安定している人が増えるため、逆に結婚相手には多くの収入を望まない方が良いでしょう。46歳以上の人と付き合いを考える人は収入面で頼りたいと考えている人が多くいます。また再婚や子供連れでの結婚を考えている相手も増えてくるため、新たな生活スタイルを受け入れてみても良さそうです。
相手ばかりでなく自分の年収を参考にし、結婚相手を考えよう
結婚の条件で職業と同時に重要視されるのが「年収」です。年収が高い人ほど結婚相手として求められるのは昔から続いています。また近年では男性だけではなく女性に対しても高い収入が求められる傾向にあります。しかし相手の収入ばかり目を向けるのではなく、自分の収入はどうなのかも踏まえて婚活をしていきましょう。
まず自分が派遣社員やフリーターであれば、年収は200万円程度かもしれません。この金額だけで夫婦生活を築いていくのはなかなか難しいため、できれば相手にはもう少し収入が欲しいところです。しかし年収200万円となると、相手から見ればずいぶん年収が少ないといった印象があります。なぜその仕事を続けているのか、状況によってはもっと働く意欲があるのかなど、明確に示す必要もあります。
そして専門職などでは正社員として働いていても、年収は350~450万円くらいの人もいるでしょう。平均収入よりもやや低い印象があるため、相手にとっては自分も働かないと難しいと思われるかもしれません。ただ多少年収が低くても、安定した雇用形態の場合は家族を養っていけるでしょう。住む場所を都市ではなく地方にすれば、十分暮らしていける金額です。地方に住んでいる人や共働きを希望している人を見つけるのが良さそうです。
そして年収では高めな450万円~600万円台の収入を得ている場合、自分だけ働いても家族を養うことも可能です。相手も働いている人であれば生活のステータスをあげることができ、早めにマンションを貯めたり教育資金を確保できたりするかもしれません。また600万~800万円ほど年収のある人は、相手から見ると「養ってくれる人」というイメージもあります。自分は結婚相手を扶養する気があるのか、もっと生活レベルを上げるために共働きを望むのか、よく考えて相手の立場を選びましょう。
最後に年収1000万円を超える人は、年齢を問わず婚活サービスの中でもとても人気があります。相手にケタ違いの高収入を求める人の多くは、生活ステータスを豊かにしたい、自分を扶養してほしいと考えている人が多いでしょう。しかし高収入を得るにはそれだけの苦労もあります。自分の仕事や家のことをしっかりと支えてくれる人なのかどうか、慎重に見極める必要があります。
こんな自分でも受け入れてくれる?自分の特徴別での婚活方法
婚活をする人の中には、趣味がちょっと変わっていたり、離婚歴があったりする人もいるでしょう。趣味の部屋を持ちたい、子連れのため子供をかわいがってくれる人が良いなど、少し特徴があるケースもあります。そのような場合は相手にどのような人を望めば良いでしょうか。
まず自分が「地方に住んでいる」場合、相手が首都圏に在住していて職場も首都圏であり、短い通勤時間を望んでいる場合は結婚が難しいケースもあります。最初から地方に住んでも良い人を探すか、自分が首都圏に引っ越すことは可能なのかを考えたうえで婚活に望みましょう。
逆に自分が「首都圏に住んでいる」場合も同じです。最初から首都圏エリアに住んでいる人を探すか、多少勤務地が遠くなってもこの範囲までなら引っ越しが可能といったように、自分なりの条件を考えてみましょう。
またいわゆる「オタク」といわれるような趣味を持つ人は、予め相手に伝えておく必要があります。例えば車が趣味で何台も保有し、維持費やスペースが必要な場合は何かと相手も巻き込むことになります。同じような趣味を持つ人に出会えれば良いのですが、マニアックな趣味ほど男女で共有できるのは難しいでしょう。自分の趣味を認めつつ、どこまで許容してくれるのか相手に確認することが大切です。また相手に認めてもらうだけでなく、多少趣味に掛けるお金やスペースを我慢するといったことも大事です。
そして離婚歴がある、子供連れの結婚を望んでいる人の場合、婚活サービスにおいても出会える人数は少ないです。特に子供連れの場合は最初から否定されることも多いでしょう。最初から離婚歴がある、子供がいるといった情報をオープンにし、それを受け入れてくれる人を探すことが大切です。また良い相手に巡り合えても相手の両親や親せきなどから拒否されてしまうこともあるので、覚悟を持って婚活に挑んだ方が良いでしょう。
婚活は、まず自分の立場をよく考えてから!
職業や年齢、収入や特徴など、結婚相手に求めることはさまざまです。しかし相手にとっても、あなたの年齢や収入などは大事なチェックポイントです。自分ばかり相手への不平不満をいうのではなく、まずは自分の立場を考えてから相手への条件を考えましょう。自分のことをよく考えたうえでの婚活は、きっと素敵な人との巡りあわせを早めてくれるでしょう。